公共R不動産のプロジェクトスタディ

公共R不動産のプロジェクトスタディ

国内外で進んでいる公共空間活用の面白い事例を紹介。選定のポイントは”しくみとデザイン”。補助金に依存していない持続可能なしくみであること、また、これまで公共空間では見過ごされがちであったデザイン性に優れたものであるという点を重視して紹介しています。

岡山県津山市が実践するファシリティマネジメントと公民連携

2021/3/31

人口減等による税収減少、時代の変化による公共施設へのニーズの変化などによって、近年地方自治体ではすべての資産管理を行い、総合的に企画・管理・活用する”ファシリティマネジメント(FM)”の導入が注目されています。岡山県津山市でFM事業を推進しながら、公民連携のプロジェクトも作り出している川口義洋さんにお話を伺いました。

公共施設 FM ファシリティマネジメント 公共不動産データベース
阿久津遊

区職員自らがプレイヤーに。みんなの「やりたい」に伴走する公園マネジメント|墨田区立隅田公園(後編)

2021/3/24

2020年にリニューアルオープンした隅田公園。リニューアル後の公園には、芝生広場で走りまわりシャボン玉を飛ばす子供たち、体操をする人々、会議をする大人たち。休日にはキッチンカーが出店したり、青空市場や、野外シアターイベントが開催されたり。とある日には焚き火を焚いている姿も……。 自由な公園の風景はどのように実現しているのでしょうか。

公園/道路 水辺 その他 高架下 社会実験 マネジメント
菊地純平

行政と鉄道会社による官民連携。公園・道路・河川・高架下の一体リニューアル|墨田区北十間川・隅田公園・東京ミズマチ(前編)

2021/3/17

2020年に大規模リニューアルした隅田公園。さらに隣接する鉄道高架下には複合商業施設「東京ミズマチ」が同時期にオープンし、並走する北十間川の親水テラスも整備されました。木々がうっそうとした公園でしたが、芝生広場や親水テラスが整備され、多世代が憩う気持ちのいい空間に生まれ変わりました。複数の公共空間が一体的に整備された、その背景とプロセスに迫りました。

公園/道路 水辺 文化/スポーツ その他 高架下
菊地純平

まちの再整備と連動する道路活用実験
|横浜市「みっける みなぶん」

2021/2/17

2020年に、ウォーカブル推進法(改正都市再生特別措置法)が成立し、ますます注目を浴びるウォーカブルなまちづくり。神奈川県横浜市の、みなと大通り及び横浜文化体育館周辺道路(通称「みなぶん」)でも、地域の回遊性や賑わいの向上、魅力創出を目指して、車道幅を狭め、一方で歩道を広げる等の再整備を予定しています。 そうした将来の姿を想像し、検証するための道路活用実験「みっけるみなぶん」が、2020年11月9日から30日までの3週間の間、開催されました。その様子をレポートします。

道路 ウォーカブル パブリックスペース
木下まりこ

公園づくりのレシピ公開、全米でムーブメントに 
KaBOOM!(カブーム)

2021/2/2

アメリカではこの20年間で1日あたり約34のペースで公園がつくりだされました。この偉業を実現したのがNPO「KaBOOM !(カブーム)」。「全米のすべての子どもたちにバランスのとれた遊ぶ機会を」をビジョンに、1995年に設立。2017年までの22年間で、全米で3000を超える公園の開設に貢献し、2021年現在までに、17,000以上のプレイスペース、150万人以上の人々が関わり、1,100万人以上の子供たちに遊び場を提供してきたという実績をもつ、公園エキスパート集団です。

菊地マリエ

廃校のポートランド的解釈|McMenamins Kennedy School(マックメナミンズケネディスクール)

2021/1/6

100年前の小学校にタイムスリップできるホテル 都会的なカルチャーと自然が共存したライフスタイルが人気のポートランド。ポートランダーたちは公共施設も素敵に使いこなしている。そのひとつが廃校をブルワリー&ホテルとし...

学校/廃校 宿泊施設 廃校 学校 ポートランド
菊地マリエ

公園法によらない公園。
住民みんなでつくりあげる、佐賀県江北町「みんなの公園」

2020/10/21

2019年11月、佐賀県江北町に「みんなの公園」が誕生しました。開園以来、多世代が楽しめる公園として親しまれ、地域住民のアイデアを取り入れたイベントなどが開催されています。その空間の魅力や、自由な運営手法を可能にした管理体制についてご紹介します。

公園/道路 ランドスケープ 指定管理 ワークショップ
清水襟子

千葉県と地方銀行が二人三脚で取り組む、
空き公共施設活用の仕組みとは

2020/10/7

人口減少や施設の老朽化と予算不足によって、全国的に増え続ける空き公共空間。そんな中、千葉県では、地域に雇用を生み出し新たな価値をつくり出す「企業誘致」という観点から、廃校となった学校を始めとする空き公共施設等の活用に取り組んでいます。

学校/廃校 地方銀行
公共R不動産

佐賀城公園「こころざしのもり」から広がるエリアリノベーションのこれから

2020/9/16

2018年3月に大規模な改修を経てオープンした、佐賀城公園「こころざしのもり」。もともと隣接していた図書館と公園、ふたつの施設をつなぐことで、暗い印象だった公園が、市民の日常的な居場所へと生まれ変わりました。そして、公園のリニューアルを皮切りにエリアリノベーションの動きも起きています。そのプロセスに注目しました。

公園/道路 文化/スポーツ 図書館 リノベーション
清水襟子

市所有の雑木林がグランピング施設へ。
森と海のある暮らしをトライアル「Forest Living」

2020/7/20

千葉県いすみ市が所有していた雑木林が、民間事業者らにより「無印良品の家」のモデル棟を併設するグランピング施設「Forest Living」に生まれ変わりました。その土台を築いているのは、約15年にわたって育まれてきた地域との関係性。房総の新たな暮らしを提案する当施設の誕生経緯や今後について、プロデューサーの株式会社スピーク吉里裕也さんを取材しました。

その他 宿泊施設 良品計画 グランピング 地産地消 林業
前田有佳利

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公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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