公共空間をオープンに。
パブリックをアップデートする実践型メディア

今まで、公共空間の物件情報は一般の市民や企業には届きにくかったと思います。

馴染みが薄く、限られた一部のプロにしかアクセスしにくい状況にありました。しかし、公共R不動産の目線から見ると、それらはときに魅力的な物件に写るときがあります。

例えば、地方都市の田園風景のなかの廃校は、地元からは何でもない物件でも、都会の企業からは魅力的なサテライトオフィスに見えるかもしれません。統廃合された庁舎が結婚式場として復活したり、海外では消防署がホテルとして活用されて話題になったりしています。

今まで、一般の市民や企業は遠い街の公共空間の情報には触れる機会がありませんでした。私たちは、その意外なマッチングの可能性を顕在化したいのです。 その可能性の幅を、全国規模で展開したい。そのためのメディアが必要だと考えました。その地域(行政区)を越えた横断的なサイトは行政主体ではつくりにくい、よって公共R不動産の枠組みを使って(客観的な)プラットフォームをつくろうと考えました。

情報だけでなく法制度や仕組みを柔軟に編集していくことで、日本の公共空間をアップデートしていく「媒介」という広義のメディアとして機能することを目指しています。

馬場正尊(公共R不動産プロデューサー)

公共R不動産について

公共R不動産は、遊休化した公共空間の情報を全国から集め、それを買いたい、借りたい、使いたい市民や企業とマッチングするためのメディアとして、2015年3月にスタートしました。

現在は、メディアのみならず、自治体や企業への「プロジェクトプロデュース」や、公共空間に関する様々なテーマの「研究開発」機能を持った、公共空間活用を促進するための実践メディアとして、多角的な事業を展開しています。

◯メディア事業
公共空間を革新するためのエンジン

公共R不動産の大きな軸となるメディア事業。ウェブメディアという媒体をプラットフォームと捉え、公共不動産にまつわる物件情報、面白い国内外の活用事例、多様な切り口から公共空間を捉えていく連載など、日々様々な動きにアンテナを貼って情報編集・発信を進めています。さらにウェブメディアだけでなく、公共空間の具体的な活用につなげていくためのリアルイベントの企画運営なども行い、情報を届けるだけでなく実践に繋がる動きを作り出すことも行っています。

◯プロジェクトプロデュース事業
公共空間をクリエイティブに活用する

元行政職員や公⺠連携事業経験者による「行政目線」、
施設開発・運営実績を有する⺠間事業者としての「⺠間目線」、
双方の視点を持っているからこそ、効果的かつクリエイティブなプロデュース・コンサルティングを実施しています。

「負動産」を資産に

自治体・⺠間事業者双方が最大限の役割を発揮した時に、不動産の価値は最大化します。言語や時間軸の異なる両者の間に立ち、目的に応じたプロセスを提案し伴走します。

公共空間活用を通して、まちの未来を豊かに

公共空間活用支援と運営に実績のある当社が、言語や手続き・時間軸の異なる公共空間活用のハードルを下げ、民間事業者の目指す活用の形に応じたサポートを行います。

◯R&D事業
公共空間活用が広がるための調査・研究・開発

「公共空間活用があたりまえになる未来」に向けて、その妨げを減らし裾野を広げたい。
これに役立つツールを開発したり、運用する中で得られたダイレクトな活用データを用いた研究・政策提言などを行います。
今後はさらに、公共空間活用のパートナーとなる組織等との共同研究なども実施していきます。

公共不動産情報と民間事業者をつなぐプラットフォーム
「公共不動産データベース」の開発・運営

公共空間を使って新しい事業を始めたい方、物件を探したい方はぜひこちらもご覧ください。

公共不動産データベース

メンバー

公共R不動産の企画・運営:株式会社オープン・エー
サイト運営元:R不動産株式会社

馬場正尊
飯石藍
内海皓平
小野有理
梶田裕美子
金子愛
菊地純平
岸田一輝
木下まりこ
小柴智絵
後藤あゆみ
高松俊
中島彩
松田東子
守屋真一
矢ヶ部慎一