「公共不動産データベース(公共DB)」とは、全国の遊休公有財産の情報を一元化したサービス。面積や築年数など整理されたデータ項目と写真が大きく見やすいデザインで、全国の遊休公有財産情報を一気に検索することができます。
そんな公共DBの中から、公共R不動産のメンバーが、自身の興味のあるテーマに沿って、3件をピックアップしていきます。
公共不動産データベース(登録・閲覧無料)
※公共R不動産による独断と偏見でピックアップしています。
物件の詳細は、各リンクの物件情報と問合せ先からご確認ください(閲覧には会員登録が必要です)。また、データベース内の物件は常時更新されているため、リンク先の物件の掲載が終了しているものもあります。ご了承ください。
矢ヶ部さん
文字数に宿る情熱
まず、鴨川市に限らず全体の傾向として、この1〜2年は、物件紹介のテキスト(文章)の分量が増えている印象があります。特に地域の記憶が宿る学校や文化施設などでは、その傾向が顕著です。
この変化には、実は大きな意味があると思っています。
「この場所を、次の世代にも大事に使ってもらいたい」
「地域をこんなふうに盛り上げたい」
そんな自治体の思いや愛着が、文章にしっかり込められている。つまり、テキストの量は、自治体のプロモーションに対する熱量そのものだと言ってもいいのかもしれません。そして、実はこの熱量こそが、物件を探している民間企業のみなさんが一番チェックしているポイントだったりするんですよね。
ですから、改めて民間企業のみなさんにもお伝えしたいです。物件を探す際はぜひ、自治体からの「PRコメント」をじっくり読んでみてください。その情熱に応えるようなかたちで提案や返信をしていただけると、お互いにとってより良いパートナーシップが生まれるはずです。
鴨川市から学ぶ「物件を魅力的に見せる掲載のコツ」
そんなポジティブな変化がたくさん見えるなかで、最近特に注目しているのが、鴨川市の物件です。
なぜ印象に残るのか、その理由を整理してみたところ、そこには他の自治体のみなさんにもぜひ真似してほしい掲載のポイントがありました。
ということで、今回はいつもとは少し趣旨を変えて、公共DBスタッフが思わず惹きつけられた「物件を魅力的に見せる掲載のコツ」にフォーカスして、鴨川市の事例を中心にご紹介します!
まさかの絵文字!

🌴1日から貸出し🌅更地・旧市民会館跡地(千葉県鴨川市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5475
矢ヶ部さん
最初にタイトルに絵文字が入っているのを見たときは、「まじか!」と思いました。小さな工夫ですけど、楽しげに見えますよね。いつも公共DBのセミナーではみなさんに「タイトルに工夫をしてください」とお伝えはしているけど、まさかそうきたか!と(笑)。映える物件は写真1枚で勝負できますが、土地とか見た目で差別化しにくい場合にはすごく効果的だと思います。読み口も良くなるし、印象もパッと明るくなりますしね。担当者さんも楽しんでいるのが浮かんでくるようです。
青空の効果は絶大

🌱提案募集🌱【大きな吹抜のある学校】旧曽呂小学校(千葉県鴨川市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5466
矢ヶ部さん
写真の通り、青空がずらり。あくまで印象ですが、鴨川市さんが掲載する物件写真の印象が、ある時期からグッと変わりました。公共DBセミナーでは、写真がとても大事であると常々お伝えしています。傾いていないこと、明るいこと。そして、空の色もすごく印象を左右しますよね。素晴らしい自己プロデュースです!こんなふうに「数ある物件の中から、どうやって見つけてもらうか」を工夫している自治体さんは、やっぱり民間企業からの反応もしっかり得られている印象があります。
例えば、この「旧曽呂小学校」の物件もそう。写真の印象がカラッと明るいだけで、思わず「現地を見てみたいな」とワクワクさせられますよね。
「担当からひとこと」にも注目

【令和9年3月末閉園予定】南部保育園(愛知県愛知郡東郷町)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5683
矢ヶ部さん
最後に愛知県愛知郡東郷町の事例もご紹介。こちらの物件は桜のきれいな写真もさることながら、「担当からひとこと」の項目にあるコメントも効いています。小さく設けた欄ではありますが、担当者のキャラクターや人間性が垣間見えたりして、より熱意が伝わりますよね。自治体のみなさんにはぜひ積極的にご記入いただきたい項目です。民間のみなさんもぜひチェックしてください!
全国にある公共不動産の活用事例も紹介しています!
公共R不動産では、公共不動産を活用したプロジェクトの背景、ビジネススキームやデザインなど、全国のあらゆる事例を取材しています。公共不動産活用事業の参考に、以下よりぜひご覧ください。
関連
元幼稚園舎がピーナッツバター工場に!/HAPPY NUTS DAYが発信する地域の魅力
関連
全国No.1のグローバルタウンの拠点を目指し、大阪市初の試みとなる小学校跡地活用。大阪市生野区「いくのパーク」(前編)
関連
神戸市 NATURE STUDIO | 水族館からブルワリーまで。外部からの集客と地元コミュニティを両立する廃校活用の複合施設
お宝物件を掘り出せ!「公共不動産ディぐるナイト」
おもしろ公共不動産をディぐって、掘り出し物件を見つける楽しさを共有するイベント「公共不動産ディぐるナイト」。公共R不動産がおすすめする物件をセレクトして、不動産愛好家(勝手にそう呼ばせていただきます)のみなさんをゲストにお呼びし、セレクトした物件に対して「こんなふうに使っちゃう?」と妄想を繰り広げてもらいました。
廃校や文化施設、少年自然の家など、全国にある遊休公共不動産の活用方法についてディスカッションしているので、ぜひご覧ください!





最近、公共DBの物件を見ていると、いくつかのポジティブな変化を感じます。それは、自治体のみなさんの「発信の熱量」がどんどん上がっていること。民間ユーザーが思わず見たくなる、問い合わせをしたくなる、そんな魅力的なページづくりのコツや最新の傾向について、今回は千葉県鴨川市の素敵な事例を中心にご紹介します!