公共R不動産がピックアップする物件
公共R不動産がピックアップする物件

これもクリエイティブな解体!素敵な什器があるかも?物件3選

「公共不動産データベース(公共DB)」から、テーマに沿って公共R不動産メンバーが気になる物件をピックアップするシリーズ。今回のテーマは「これもクリエイティブな解体!素敵な什器があるかも?物件3選」です!ピックアップ担当は、矢ヶ部さんです。

「公共不動産データベース(公共DB)」とは、全国の遊休公有財産の情報を一元化したサービス。面積や築年数など整理されたデータ項目と写真が大きく見やすいデザインで、全国の遊休公有財産情報を一気に検索することができます。

そんな公共DBの中から、公共R不動産のメンバーが、自身の興味のあるテーマに沿って、3件をピックアップしていきます。

公共不動産データベース(登録・閲覧無料)

https://db.realpublicestate.jp/

※公共R不動産による独断と偏見でピックアップしています。
物件の詳細は、各リンクの物件情報と問合せ先からご確認ください(閲覧には会員登録が必要です)。また、データベース内の物件は常時更新されているため、リンク先の物件の掲載が終了しているものもあります。ご了承ください。

矢ヶ部さん

行政施設には、フォーマルさを備えた独特な風合いを持つ昭和レトロな什器が使われていることが多いです。あるいは公務員のオフィスとして、堅牢な雰囲気のある事務机や棚などが一定数あるでしょう。古びてしまったこうした什器も、リメイクすれば素敵な家具になる可能性があります。廃止された行政施設に眠る什器のリユース・リメイクとセットで、リノベーションや跡地活用に夢を膨らませるのも一興かもしれません。


公共DBの仕様変更「不要備品の処分」

公共施設の解体を、単に撤去・廃棄するのではなくポジティブに捉え直す。公共R不動産研究所の「クリエイティブな解体」では、建物だけでなく、こうした什器備品のリユース・アップサイクルも視野に入れています。

今回、公共DBでは、一部仕様変更を行いました。

登録する施設等において、こうした不要になった什器備品などが、すでに廃棄済みなのか、あるいは民間への売却・譲渡の可能性があるのか、その状況や方針が表示される項目が追加されました。この項目がきっかけとなり、物件だけでなく、不要となった什器備品の再利用が進むことを期待しています。

多くの方が大切に使ってきた什器備品が、次の使い手に引き継がれ、また大切に使い続けられていく。公共DBを通じて、そんな未来の実現に、ささやかながら寄与できればと思います。

今後は公共DBの「不要備品の処分」の欄にもご注目ください!


歴史をまとうヴィンテージ・リメイク

所沢市役所旧庁舎(埼玉県所沢市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5491

矢ヶ部さん

本施設は劣化が進み解体が検討されていますが、かつての行政の中枢を支えた大型のスチールデスクや、独特のフォントが刻まれたサインプレートなどは、今やインダストリアル・ヴィンテージとしての高い価値を秘めています。もしこれらが残っていたら。リメイクし、跡地活用された拠点で、施設の歴史を語り継ぐ象徴的なインテリアとして再配置できるかも。「まち」の歩みを体現した、サーキュラーな空間づくりができたら素敵です。

知の継承を象徴する家具たちの記憶の承継

(旧)市史編さん室(千葉県佐倉市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5604

矢ヶ部さん

もし、市史を編纂するという「記憶の整理」を担ってきた場所ならではの、年月を経た棚やカウンターが残っているようであれば。整然と並ぶ棚の質感を活かしながら、モダンな家具としてアップデート。解体により発生する内装材の一部も、新施設のサインや什器の一部としてアップサイクルできるかも。歴史を編む場所から歴史を繋ぐ場所へ。文化的な循環を生み出すクリエイティブな解体が実現できたら素敵です。

山村の原風景に馴染むレトロ・アップサイクル

旧本匠振興局庁舎(大分県佐伯市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5641

矢ヶ部さん

もし、旧役場時代からの空気感を残すこの施設に、職人の手仕事が感じられたり、どこか懐かしさを感じる備品が残されていたら。仮に、山と川に囲まれた豊かな自然環境を活かした跡地利用を検討する際、これらのレトロな什器も、あえて「野外で使う家具」や「カフェスペースのメイン什器」としてリメイクするのもいいかも。地域の資源と時間の経過を織り込んで、廃棄物を最小限に抑えつつ、他にはない物語性ある拠点になったら素敵です。


全国にある公共不動産の活用事例も紹介しています!

公共R不動産では、公共不動産を活用したプロジェクトの背景、ビジネススキームやデザインなど、全国のあらゆる事例を取材しています。公共不動産活用事業の参考に、以下よりぜひご覧ください。

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お宝物件を掘り出せ!「公共不動産ディぐるナイト」

おもしろ公共不動産をディぐって、掘り出し物件を見つける楽しさを共有するイベント「公共不動産ディぐるナイト」。公共R不動産がおすすめする物件をセレクトして、不動産愛好家(勝手にそう呼ばせていただきます)のみなさんをゲストにお呼びし、セレクトした物件に対して「こんなふうに使っちゃう?」と妄想を繰り広げてもらいました。

廃校や文化施設、少年自然の家など、全国にある遊休公共不動産の活用方法についてディスカッションしているので、ぜひご覧ください!

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公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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