クリエイティブな解体
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クリエイティブな解体公共R不動産研究所

【助成採択】トヨタ財団「特定課題 人口減少と日本社会」に「クリエイティブな解体」が採択されました!

公共R不動産研究所での議論からスタートした探求チーム「クリエイティブな解体」が、この度、公益財団法人トヨタ財団による助成プログラム「2025 人口減少と日本社会」に採択されました。4月16日には贈呈式が実施され、研究所所長の矢ヶ部が出席。今後目指す研究の企画概要、また今回の採択においてどのような点が期待されているかについて紹介します。

4月16日に行われた贈呈式の様子。矢ヶ部と飯石が参加してきました。

公共R不動産による研究テーマ「クリエイティブな解体」が、公益財団法人トヨタ財団による助成プログラム「2025 人口減少と日本社会」に採択されました。

本プログラムは、今後も続く人口減少時代を生きる若者や次世代の人材を「未来の担い手」と捉え、彼/彼女らが主体性を発揮し、これまでの様々な対応・対策の効果や意義等を掘り下げてレビューし、それに基づいて人口減少の緩和、人口減少下における日本社会のサステナビリティに関して考える取り組みに助成を行うものです。

審査では、人口減少のフェーズにおいて、地方自治体にとって負担の大きい公共施設の「解体」を、ポジティブな価値へ転換しようと試みる点への独自性が評価されたほか、法制度上の制約や運営上の課題を明らかにすることで知見を一般化し、政策や実務へ反映するなど、公共性を備えたリサーチプロジェクトとしての今後の発展に期待が寄せられました。

プレゼンをする矢ヶ部さん

■採択プロジェクト
人口減少社会と公共施設の『クリエイティブな解体』:未来の風景を探る

■企画概要
人口減少と老朽化の進行により、全国の公共施設は今後20年間で大量解体・大量廃棄の局面を迎える。にもかかわらず、公共施設の『解体』を政策的・体系的に捉える議論はほとんど存在しない。限られた予算の中で解体が後回しとなり、公的資金を投じながら大量の廃棄物を生む未来しか描けていない現状がある。
本プロジェクトは、公共施設の『解体』を、単なる撤去ではなく「まち」に新しい循環を生み出す方策と捉え直す『クリエイティブな解体』という仮説のもと、未来創造型の『解体』と考えられる先行的な取り組みを領域横断的に幅広くリサーチし、現行制度の構造的なボトルネックの分析を行う。これにより、人口減少への消極的な対応に留まらない、国土や地域の再編と地域循環産業の創造の可能性、公共政策として実装する糸口、未来のありたい姿・暮らしの風景を探求する。
建築・都市計画・法律・経済など領域横断的、理論と実践を往復できる地に足のついた未来志向のチーム編成で取り組み、Web記事・トークセッション・書籍化等を通じて、具体的な社会実装を促すムーブメントへと展開していく。

■メンバー *( )内は本プロジェクトでの役割
【公共R不動産】
矢ヶ部慎一(プロジェクトディレクター)
馬場正尊 (プロジェクトアドバイザー)
飯石藍(メディアコミュニケーション兼リサーチ)
鎌田芙実 (プロジェクトマネジメントサポート兼リサーチ)
川口義洋(リサーチ・分析……公共施設・行政現場)
宮本恭嗣(リサーチ・分析……公共施設・公民連携)
松田東子(リサーチ・分析……市民参加・ビジョン)
【東京都立大学】
讃岐亮(リサーチ・分析……公共施設・市民協働)
一般社団法人 ASIBA
二瓶雄太(リサーチ・分析……建築・資源循環)
合同会社 ReLink
本多栄亮(リサーチ・分析……建築・資源循環)

公共R不動産では本プロジェクトの活動について、「クリエイティブな解体」連載や、公共R不動産研究所での議論、SNSなどを通じて発信していきます。


矢ヶ部さん

今回の採択で、「クリエイティブな解体」というテーマに、あらためて背中を押していただいたように感じています。いよいよここから本格的なスタートです。公共施設には、公的セクターが扱う財産であるがゆえの難しさや特殊性があります。私たちは「活用か解体か」という二択ではなく、一体の連続的なものとして捉え直し、現場のリアルな制約を丁寧に紐解きながら、社会実装の糸口を見出していきたいと考えています。すでに実践面で協力したいと手を挙げてくださっている方々もいて、とてもありがたいです。具体の手触り感を大切にしながら進めていきます。関心のある企業や自治体の皆さまからのご連絡も、引き続きお待ちしています。


なお、2025年「人口減少と日本社会」助成プログラム一覧は、以下よりご覧いただけます。
助成対象一覧
選後評

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