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「クラフトタウン ホシスメバ」リノベーションプロジェクト

【ツアー開催(2/10-11)】長野県・下諏訪町での公共施設活用プロジェクト”クラフトタウン構想 ホシスメバ“が始動!

(12/1追記)現地ツアー”RePUBLIC TOUR@下諏訪ホシスメバ”の内容を追加しました!詳細は本コラム後半で。

公共施設の利活用プロジェクトが始動!

人口2万人の小さい町ながら、移住者が後を絶たない長野県・下諏訪町。最近ではReBuilding Center JAPANが隣駅の上諏訪に誕生し、映画「君の名は」の舞台にもなった諏訪湖がある、のどかで穏やかなエリアです。そんな下諏訪町で、町内随一の眺望を誇る広大な公共施設跡地の活用が進んでいます。
その名も「クラフトタウン構想 ホシスメバ」。公共R不動産でもこのプロジェクトに協力し、施設の活用可能性を一緒に探っています。

DSC_3788ホシスメバから町を見下ろすと、諏訪湖が一望できます

 

クラフトタウン構想 ホシスメバって?

もともとは、厚生労働省所管の独立行政法人労働者健康福祉機構がリハビリテーション施設として運営していた施設。今年3月に下諏訪町がこの施設を購入し、より魅力のある町のコンテンツとなる場所としてリノベーションすべく、現在さまざまなメンバーで委員会、検討ワーキンググループを開催して活用可能性を探っています。

施設の名称「ホシスメバ」は、この施設が立地している場所が「星ヶ丘」という地名であること、「住めばわかる、住めば変わる」というメッセージが込められています。このホシスメバに滞在しながら町の人と交流し、新たな仕事を作っていくような場所になればという思いから名付けられました。

ホシスメバプロジェクトは、大きく3つのステップに分かれています。まずは活用の可能性を探る1stステップ。とはいえただ考えるだけでなく、実際に手を動かして施設の一部をリノベーションするというワークショップも実施していきます。

2ndステップは、お試しで滞在しながらこの町に暮らすイメージを持っていただいたり、町の人と関わる機会を増やしたり。施設のリノベーションも本格的に進めていきます。そして最終ステップでは、施設の改修・用途変更が行われ、実際に滞在したり、ものづくりをしながら暮らし、働くことのできる場所に育っていく予定。

…、と計画はあるものの、実は具体的なコンテンツの検討は、頭と体を動かしながら柔軟に変えていくスタイル。(自治体なのにそんなことができるんだ!という驚き)。町の人や、町外からこの場所に魅力を感じた人が集い、やってみたいことを実現できる場所でありたいとのことで、かなり設計にも余白をもたせています。
ということは、このタイミングでアイデアをぶつけたら形になる可能性も多いにあるということ!そのきっかけの一つとして、11/26(日)東京でのプレイベント、そして来年2月の現地視察ツアーを企画しました。

 

IMG_0250この天井が低くて広い廊下がグッとくる。

 

DSC_3777中庭でバーベキューしたら楽しそう!

 

DSC_3783役目を終えた厨房室。歴史を感じる佇まい。

 

下諏訪町ってどんなところ?

下諏訪町は長野県のほぼ中央に位置し、南は諏訪湖に面し、北には和田峠・鷲ケ峰があり、これらの山から流れ下る川の扇状地に発展した町です。新宿からは特急あずさで2時間半。
下諏訪と聞いてピンとこない方も多いかもしれませんが、人口2万人ののんびりとしたまちの雰囲気とは対照的とも言える様々な現象が起きています。

セルフリノベで仕上げた優しい空間には、移住の相談、仕事の相談、おいしいお店の相談と、町外からの人もやってくるし、近所の人がふらりと訪れる場所にもなっている。

 

■下諏訪町の多彩な事象の一例
・移住交流スペース 「mee mee center Sumeba

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移住や仕事の相談をする場所でありながらも、近所のおばちゃんがお茶とお菓子をもってふらーっと入ってくるような、開かれたスペース

 

御田町商店街

_C1A0233一見ひっそりしているけれど、実は空き店舗ゼロという驚き!

 

マスヤゲストハウス

masuya02この場所で町外からの人と町民が混ざり合う、いわば“まちのリビング“

 

ReBuilding Center JAPAN(諏訪市)※ホシスメバプロジェクトにも参画

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「ReBuild New Culture」をカルチャーに、空き家の建材や家具をレスキューしている、通称“リビセン”

 

実際に下諏訪の訪ねて魅力を感じるツアー「Re:PUBLIC TOUR@下諏訪ホシスメバ」を開催!

知れば知るほど謎は深まり、行けば行くほど身体が馴染んでしまう、魔訶不思議な下諏訪町。
・どうして、小さな町の商店街で空き店舗がゼロになったのか?
・どうして、魅力的な移住者が集まってくるのか!?
・どうして、個性的かつ幅広いジャンルの起業者・創業者がこの地を選ぶのか!?
・どうして、多世代・多様な人たちが自走し軽やかに連携できるのか!?
・どうして、次から次へとアクションが起こり続けるのか!?

まちの魅力に触れる序章として11月26日にプレイベント『謎解き会議:ハマる・クセになる、しもすわの引力』を開催。
たくさんの方にお集まりいただき、下諏訪の放つ魅力を体感いただきました。

そして2月10日・11日には実際に下諏訪町を訪ねてまちの魅力を探るツアー「Re:PUBLIC tour@下諏訪ホシスメバ」を開催します。
等身大で、穏やかで、個々が自立しているからこそ、ポジティブな連鎖が起こる。
生き方・暮らし方・働き方のヒントになる要素がたくさんあるので、これからのライフスタイルに明確なイメージを持っている人も、
ちょっと先の未来に漠然とした夢や悩みを持っている人も、ぜひこの機会に下諏訪町の謎と魅力に触れてください。
当事者として、プロジェクトに関わる意志を持った方の参加も大歓迎!!

 

Re:PUBLIC  tour@下諏訪ホシスメバ
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●日程
2017年2月10日(土)〜11日(日)

●目的地
長野県諏訪郡下諏訪町

●参加費
6000円 (下諏訪町の温泉巡りができる“三湯めぐりセット”、懇親会費込み)
※現地までの交通費、宿泊費、現地での昼食、朝食は実費 となります。ご了承ください。
※宿泊はご自身でご手配ください。

●定員
20名
※万が一定員を超えるお申し込みをいただいた場合には、選考となる可能性があります。

●参加方法
以下のフォームよりお申し込みください。
https://goo.gl/forms/FXmOs2YI3hGYHxJw1

費用のお振込方法・宿の予約方法などについてご案内いたします。参加費のお振り込みと宿の予約が完了した時点で、お申し込み完了となります。
●当日スケジュール(一部変更になる可能性があります)
多くの“下諏訪人“に直接、顔を合わせて話をする機会を創りました。
下諏訪の魅力は人。どんどん話しかけてあなたしか知らない下諏訪の魅力を見つけてみましょう!

2/10(土)
10:00 下諏訪駅集合
10:30 mee mee center sumebaで全体概要説明とまちの魅力紹介
12:30 昼食(※実費)
13:30 御田町商店街でのヒアリング、まちあるき
15:00 ホシスメバ見学
19:00 懇親会

2/11(日)
10:00 ホシスメバ活用アイデアワークショップ
12:30 解散

時間がある方は隣町のRebuilding Center Japanの見学や、諏訪湖まで足を伸ばしてみては。
●お申し込み締め切り
2018年1月22日(月)

●主催
株式会社オープンエー(公共R不動産)

●本件に関するお問合せ

公共R不動産事務局
Mail:info@realpublicestate.jp
担当:飯石・梶田

※本イベントは、下諏訪町 起業創業者誘致支援業務受託事業です。

PROFILE

飯石 藍

公共R不動産/株式会社nest/リージョンワークス合同会社。1982年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、アクセンチュア株式会社にて自治体向けのコンサルティング業務に従事。その後2013年に独立し、2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。全国各地で公民連携・リノベーションまちづくりのプロジェクトに携わりながら、南池袋公園・グリーン大通りのPPPエージェント会社の立ち上げにも参画。

連載

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公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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