公共R不動産のプロジェクトスタディ
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町になった高架下
2k540 AKI-OKA ARTISAN

列柱がかっこいい空間です

地域に開いた高架下

JR山手線・京浜東北線の高架下の活用事例です。鉄道高架下の活用例はいろいろとあると思いますが、所有者やその関連会社が駐車場や倉庫としてそのまま賃貸している例が多い中で、所有者側が自ら積極的に企画運営を行っている珍しい例です。
2k540は台東区というエリア特性を生かし、「モノづくり」をテーマとしたアトリエショップが集まる場所として企画運営されています。近年、台東区内にはモノづくりをしている人のアトリエやショップが多く集まるようになりました。2k540は高架下の単純な有効活用にとどまらず、周辺エリアとの相乗効果も生んでいる状況から、高架下の活用が地域活性にまで波及した事例だと言えます。
高架下と言うと、暗くて汚くてちょっと怖い、そんなネガティブで3Kなイメージを持たれることが多いと思いますが、柱が並んでいるあの姿は、少し離れて眺めると実は魅力的な景色なんですよね。なんですけど、うるさい場所ということもあって、駐車場や倉庫で使われているケースが多いので、なんとなくイメージが悪くなってしまっている気がします。
エキナカの活用事例は増えていますが、利便性の高い場所でもある程度まとまった面積を確保できる「高架下」は、まだまだ高いポテンシャルを秘めていると思います。うるさい場所だから駐車場や倉庫として賃貸する、というネガティブな活用ではなく、エリア特性などをふまえた企画を組込み、積極的な事業を行う事例が増えることを期待したいです。

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