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「旧大宮図書館活用」プロジェクト

旧大宮図書館は公民連携でどう生まれ変わるのか?プロジェクトレポートが完成!

さいたま市、武蔵一宮氷川神社から続く参道沿いに位置する「旧大宮図書館」。地域に愛されたこの建物を活用することはできないか、可能性を模索してきました。その結果、2021年秋に民間事業者により新たな旧大宮図書館へ生まれ変わることとなります。
本プロジェクトの背景や経緯、そしてこれからをまとめたプロジェクトレポートが完成しました。

さいたま市初の公民連携プロジェクト

1972年に建てられてから約50年間、地域の方々に親しまれてきた旧大宮図書館。
氷川参道の緑豊かなけやき並木に包まれた大宮を代表する象徴的な環境に立地し、参道に大きく開口した魅力的な外観、個性的で多様性のある建物です。

2019年、新図書館建設に伴い旧大宮図書館はその役目を終えることとなりました。

図書館引っ越し間近に行った市民向けのトークイベントに、公共R不動産の馬場正尊もゲストとして登壇しましたが、そこで市民のみなさんから、大宮図書館がなくなることを惜しむ声、活用して欲しいという声が多く寄せられ、地域からの愛着を強く感じました。
さいたま市では、そんな市民の声に応え、旧大宮図書館を解体するのではなく、民間事業者に貸し出し、公民連携により活用することを決めました。

そして2020年8月、旧大宮図書館施設活用事業公募の末、戸田建設(株)・ (株)キャンプサイト・(一社)バイクロア・戸田ビルパートナーズ(株)の4社による「OMIYA COMMON LIBRARY」グループが活用事業者として選定され、新たなスタートを切ります。

人と、情報と、楽しさ集まる大宮のコモンプレイス。施設名称は「Bibli(ビブリ)」に

生まれ変わる旧大宮図書館に期待が高まる中、2021年秋のオープンに向け施設名称が決定しました。フランス語で図書館を意味する「Bibli(ビブリ)」。

地域の人々から長年親しまれてきた、知恵と文化に出会う大切な場所であり、「かつてあった施設の役割を大切にしながら、さらに発展させていこう」という想いが込められているそうです。







「Bibli」のメインコンテンツとなるのは「自転車」。さいたま市を拠点に全国各地でサイクルカルチャーを発信し多くのファンをもつバイクロアを中心に、サイクルツーリズム、デリバリー、自転車教室などが展開される模様。
日常と観光の間の、大宮の魅力を引き出すような楽しみ方を提供してくれそうです。

施設名称決定とともに、ティザーサイト、SNSも開設されています。
下記リンクより情報をチェックしながれら、オープンを楽しみに待ちましょう!

プロジェクトレポートを発刊!

この度、本プロジェクトをより広く知っていただくため、これまでのプロセスをレポートとして記録しました。

氷川参道エリアの落ち着いた雰囲気や歴史を大切にしながら、この場所で新たな何かが生まれる創造性を期待させる1冊になっていると思います。背景・経緯から、キックオフトークの様子、今後の展望まで、本プロジェクトを概観できる内容になっていますので、ぜひご覧いただければ幸いです!

データは下記よりダウンロードいただけます。
(冊子は、大宮区役所6階の大宮駅東口まちづくり事務所で配布しています)

 











 

作成日|2021年3月
発行者|さいたま市都市局都心整備部大宮駅東口まちづくり事務所
企画・編集|公共R不動産(株式会社オープン・エー)
デザイン|直井薫子[CHICACU Design Office & Bookstore

 

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全国の魅力的でユニークな公共空間再生の事例や、公共空間を楽しく活用する人々のインタビューなどをお届けします。

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