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公共R不動産の頭の中
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自分なりのパブリックを育てよう

緊急事態宣言が発令され、外出自粛となりライフスタイルが変化している人も多いはず。公共施設は一時休館し、公共空間にもなかなか足を運べない状況になってしまいました。今だからこそ、自分の身の回りから「パブリック」について考えてみました。

今こそ公共空間について考えてみる

東京都をはじめとした7都市に緊急事態宣言が発令されて早一ヶ月が経とうとしています。私たち公共R不動産も、原則在宅勤務とし外出や出張を控える日々が続いています。会議やイベントもオンライン化し、働き方も変化してきています。

私たちが日々情報を発信している図書館などの公共施設は軒並み休館。飲食店も通常営業からテイクアウトのみに切り替え、臨時休業を余儀なくされる業態も多くなっています。
ただ、公園はというと、場所によっては多くの人が集まるスポットに。屋外とはいえ、人が集まり過ぎることも問題になっています。
一方で、捉え方によっては、公園のように緑があり、誰でも自由に居られる場所を、人々が潜在的に求めている証拠とも言えるのではないでしょうか。

日本は、海外に比べると、道路や公園などの公共空間の使い方があまり上手ではないように感じます。公園には、子供を遊ばせたり、休日にピクニックをしたり、何かしらの目的を持って行く場所になっています。

一方、海外では、何をしているわけでもなく、散歩コースになっていたり、新聞を読んだり、コーヒーを飲んだり、芝生に寝転がったり。目的がなくても日常の時間を過ごす場所になっていて、「公共空間=行政が管理する場所」ではなく「公共空間=自分たちの場所」という意識が強いように感じます。

ニューヨークのハイライン。それぞれが自由にくつろいでいる。(2020年5月3日時点でハイラインは休業中)(撮影日:2017年6月、撮影:公共R不動産)
左 橋の上でもくつろぐコペンハーゲンの人々(撮影日:2016年7月、撮影:公共R不動産) 右 道路のテラス席で過ごすのが日常の風景(撮影日:2016年7月、撮影:公共R不動産)

この外出制限の間でも、ブライアントパークやハイラインのinstagramでは、日々公園の植物の写真などがアップされ、公園への愛着を育てる動きも見られます。


コロナウイルス対策で閉園しているブライアントパークのinstagram。芝生に大きなハートマークが。

日本でも、近年、道路や公園の活用に注目が集まっているものの、使い手である市民が公共空間に対して自分ごとになる意識はまだまだ浸透しているとは言えません。

外に出づらい今だからこそ、公共空間やパブリックへの考え方を見直し、自分なりの公共空間の過ごし方を見つけてみるいい機会です。
この期間を、“身の回りのパブリックを育てる期間”にしてみてはいかがでしょう。

身の回りのパブリックを育てるアイテムを考えてみた

そこで、まずは自分の身の回りからパブリックを考えてみよう、ということで公共R不動産でこんなアイテムをつくってみました!

柵にテーブルとスツールを置いて川沿いを憩いの場に
左 柵に紐をひっかけたフェンステーブル 右 バルコニーの柵に。簡易的に屋外オフィスの完成!

こちらはホームセンターで手に入る材料、合板と紐をつかって、フェンスに引っ掛けることできる、持ち運び可能なカウンターテーブルとスツールです。
例えば自宅のベランダの柵に引っかければあっという間にアウトドアオフィスの完成!

他にも、階段の段差に合わせたローテーブル。
ちょっとした工夫でなんでもない場所が、居場所になります。

左 川辺の段差もテーブル一つでテラス席に 右 段差に合わせて金具で微調整できるようになっています

現状では、人との接触がない自宅のベランダや庭などでしか活用できないかもしれませんが、状況が落ち着いた頃に、「こんな場所で使ってみよう」「こんなアイテムもいいんじゃないか」なんて妄想を膨らませてみるのもよいでしょう。

アイテムが一つあるだけで、公園や広場など、公共空間の過ごし方が変わってくるのではないでしょうか。それぞれが好きな過ごし方ができることが公共空間の価値でもあります。
まずは個人が公共空間での心地よいふるまい方を見つけ、みんなで公共空間を育ててみましょう。

そして今回ご紹介したアイテムの販売を開始いたします!
持ち運びやすさ、誰でも組み立てられる気軽さのあるアイテムとなっています。以下のリンクからご購入いただけますので、ぜひご覧いただき、公共空間の楽しみ方を妄想いただければ嬉しいです。

▽販売サイトはこちらから
https://publicware.thebase.in/?fbclid=IwAR0gX6T_d2p5lq_SkjD6I-IGjVjQocy9d5ovtlZ7mN0pOZMWezTDo-EWR_g

また、ほかにも身の回りのパブリックを育てていくアイテムをInstagramでも発信してみますのでぜひご覧ください〜

※ 道路や公園などの公共空間はみんなの場所ですので、長時間の占有をしないようにご配慮ください(5分おきに動いてみるとか!)
※ 遊具や柵などは公共物ですので、破損しないよう十分ご注意ください

自粛が解除されたときに、それぞれが自分なりの公共空間の使い方を実践している、そんな風景に期待を膨らませています。

PROFILE

菊地 純平

ライター
菊地 純平

OpenA/公共R不動産/NPO法人ローカルデザインネットワーク。1993年生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科卒業。筑波大学大学院芸術専攻建築デザイン領域修了。2017年にUR都市機構に入社し、団地のストック活用・再生業務に従事。2019年にOpenA/公共R不動産に入社。また、2015年より静岡県東伊豆町の空き家改修、まちづくりプロジェクトに携わる。