ゆとりのある戸建て住宅「みつい台」をより魅力のある場へ
第1回の記事でお伝えをしたように、みつい台は高度経済成長期に開発された大規模な分譲住宅団地で、計画的に整備された道路・公園・みどり等の優れた環境やアップデートされた自治会によるコミュニティが、地域の資産となっています。しかし、これらの大規模な住宅地においては入居開始から約50年が経過し、子供世代の転出などにより、高齢化が進展し、地域の活力低下等が懸念されているところもあります。
現在「みつい台」では、世代を超えて長く住み継がれる「世代循環型の住宅地再生」に向けた取組を実施する東京都のモデルづくりの地域として選定され、地元八王子市の協力も得ながら、地域住民が主体となって活動を進めています(2024年度~2026年度)。
その第一歩として、2024年度は住民の皆さんでまち歩きをしながらみつい台の現状を把握したり、「多世代が生き生きと暮らせるまちとはどんな場所か?」について考える場と機会を設けて、みんなで「まちの未来予想図」を描きました。




2年目となる2025年度は、「みつい台の未来予想図」を実現するためには何から取り組み始めるのがいいのかについて話し合い、実際に行動に移してみることにしました。未来予想図を作成する過程で幾度となく話題に上がったのが、みつい台内にある6つの公園の魅力アップについて。どの公園も似た遊具が並び、一部を除いては活用しきれていないという声がありました。
住民が自分たちで見たい景色をつくってみるトライアルイベントの開催
公園を特徴づけて、住民一人ひとりのお気に入りの場所とすることができたら、暮らしの中でもっと外に出て楽しめる人が増えるのではないか。そんな思いから、2025年11月に、3つの公園を活用したトライアルイベント「みつい台パークフェスティバル」が開催されました。

各公園では、「こどもたちが自由に伸び伸びと遊べたら良いのではないか」と一時的に柵を用いてボール遊びをできるようにしたり、「多世代が楽しめたり、くつろげる場があると過ごし方が変わるのではないか」と屋外で体操教室やキッチンカーによる食事の提供、焚き火などを行ってみました。他にも、近隣にある工学院大学の学生さんたちと連携して公園の周遊を促すためのスタンプラリーを実施したり、街灯が少なく夜の街並みは全体的に暗い印象があるという声を受けて照明家具を学生の皆さんに作ってもらい、展示する試みを行いました。


こうして住民の皆さんのアイデアやスキルを持ち寄り、公園を「自分たちの居場所」へと変える取り組みをスタートさせたことによって、企画に携わった人たち以外の地域住民の関心も一定数集めることができました。何よりも、この機会によって住民同士の繋がりが深まったとのこと。今後は、トライアルイベントの結果をもとに、さらなる取り組みを積み重ねながら、住み心地の良いまちの在り方を目指した活動を行っていく予定です。

自分たちの手でまちの楽しみ方をデザインしていく。みつい台には、そんな「余白」と、それを柔軟に支えようとする基盤があるように感じます。
次回の記事では、みつい台でのリアルな暮らしについて、お届けします。実際に足を運ぶことは簡単にはできないけれど、みつい台の活動やこれからが気になる!そんな方にお読みいただけたら嬉しいです。
【みつい台の暮らしをもっと知りたい方へ】
記事を読んでくださり、ありがとうございます。
郊外暮らしに興味・関心のある方に、より良い情報をお届けするために簡単なアンケートを実施しています。3分ほどで回答できますので、ぜひご協力ください!記事を読んだ感想やイベントの情報を知りたいなどのご意見もお待ちしています。
アンケートはこちら▷ https://forms.gle/SQzkyjhB863UbDbS8
ご意見・ご感想はこちらまで▷ mituidaipj@gmail.com
関連
[郊外暮らし]の魅力を探る #01「住む」のその先へ。郊外暮らしの魅力を八王子・みつい台から考える



