「ともに助け合えるまちをつくる、人が幸せな会社」をビジョンに掲げ、場のコミュニティデザインなどを手掛ける株式会社HITOTOWA。2024年より東京都の委託を受けて「大規模分譲住宅団地の再生に係る調査検討支援業務」に取り組んでいます。このプロジェクトは、八王子市にある「みつい台団地」を舞台に地域住民の主体的な活動を通じて世代を超えて長く住み継がれる住宅地を目指すもの。公共R不動産(株式会社オープン・エー)はパブリックスペース活用の知見や経験をいかし、HITOTOWAと共にプロジェクトを進めています。
ご紹介する郊外暮らしの舞台は、八王子市、みつい台。都心から電車で1時間ほどの八王子市。都市と田舎の間にあって、どちらの良いところもぎゅっと体感することができる場所です。『みつい台』という地域については、全3回の中で詳しくお届けしながら、郊外での暮らしの魅力や営みについても考えてみたいと思います。記事を読んだ皆さんの感想やご意見もぜひお寄せください。
みつい台へのアクセスは、八王子インターチェンジを降りて車で約3分、八王子駅からはバスに乗って約15分。見えてくるのは、手入れされた百日紅(サルスベリ)の街路樹が続くゆるやかな坂道。家と家との境界に高い塀はなく、代わりに手入れの行き届いた生垣や季節の花々が道ゆく人の目を楽しませてくれる、そんな素敵な景色が広がるエリアです。

ゆとりのある戸建て住宅団地「みつい台」

戸建ての住宅地が広がるこの地域は、今から約50年前の1975年に入居が始まりました。地区計画上、1つの敷地の最低面積や高さの限度が決まっていることから区画が広く、見晴らしがよく、ゆったりとした街並みが綺麗に保たれていることが大きな特徴です。広い庭を活用して、ガーデニングやアウトドアを楽しんでいる様子が今も見て取れます。静かでゆとりある敷地の住環境は当時から高い評価があり、各所にある公園が、緑ある空間の街並みをさらに彩っています。
歩いて行ける距離に複数の公園があることで、こどもたちが遊んだり、ペットの散歩ができたりすることも住んでいる人たちの暮らしを豊かにしてくれる1つの要素かもしれません。

活発な地域の活動や人との繋がりがまちを育む
この地域のもうひとつの特徴は、活発な地域活動です。みつい台では自治会を中心として継続的に活動がなされています。その背景には自治会の役員も含めて住民が無理なく関われる・関わりたくなる運営方法をとっていることにあります。例えば、イベントを実施する際に、自治会の役員がすべてを企画・運営するのではなく、「こんなことをやりたい!」と手を挙げた住民が中心となり、実行委員会を組織し企画と運営を行います。得意なことや趣味を活かして、やりたい人が動くスタイルでの運営をスタートしています。自治会の役割をイベントの主催から、住民の「やりたい」のバックアップへと変えて、公園など場所の利用申請やノウハウの共有など、「やりたい」を実現するためのサポートを行っているのです。自治会と聞くと、「順番で回ってくる役員が、慣例の行事を運営する」というイメージをされる方も多いと思いますが、今の世代・暮らしに合わせた柔軟な対応・運営を行うことで、ポジティブに地域の安全・安心・コミュニティを守っているそうです。

このように、ゆとりある敷地と、住民が大切に育んできた緑の庭や繋がり、活動によって、みつい台の地域には都会では得ることのない心地よさや温かさがあるように感じます。
次回の記事では、みつい台の地域で取り組み始めた「自分たちの地域をより心地よいものしていくための実践」について、ご紹介します。どんな人たちが、どんな取り組みをしているのか覗いてみてくださいね。
【みつい台の暮らしをもっと知りたい方へ】
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