小金井みんなの公園プロジェクト「play here」
小金井みんなの公園プロジェクト「play here」

障がいのあるなしや国籍に関わらず、誰もがのんびりしたり遊んだりすることができる未来のための練習。栗山公園のんびりデー[11/16・小金井市]

公園を、障害のあるなしに関わらず、誰もが自由に遊べる場所にしていきたい。そんな思いから動いている東京都小金井市「小金井みんなの公園プロジェクトplay here」。「みんなの」公園であることの意味を感じ、練習するコンセプトイベント「栗山公園のんびりデー」が11月16日に開催されます。
ここで遊ぼう。そのメッセージを体現する未来の公園の姿を一緒に考えてみませんか?

障害のあるなしに関わらず、すべての人が安心して過ごせる公園のあり方とは

東京都小金井市で始動したみんなの公園プロジェクト「play here」は、障害のあるなしに関わらず、すべての人が安心して過ごせる公園づくりを目指す取り組みです。
小金井市の「子どもの遊び場等整備事業」として、インクルーシブデザインの視点を重視しながら、あらゆる人に開かれた公園のあり方を探究し続けています。

プロジェクトの経緯はこちらの記事をどうぞ

関連

「ここで遊ぼう」という願いを誰もが実現できるまちに。東京都小金井市みんなの公園プロジェクト「play here」とは?

今年度は3つの公園(梶野公園、栗山公園、三楽公園)のインクルーシブ公園エリアの整備が進んでいるのと同時に、障害のあるなしに関わらず、誰もが過ごしやすく、ここで遊んでいい、ここで過ごしていいんだと思える公園のあり方について、地域の方々や指定管理者として公園管理に関わっている事業者、そして市役所の担当部署のみならず自立支援課・高齢者福祉課・教育委員会など、様々な部署との横断的な対話の場を重ねています。

小学校出張授業の様子
playhereのコンセプトに関心を持っていただいた方々との対話の時間

私たちが望む風景を作り、練習するコンセプトイベント「栗山公園のんびりデー」

そんな中、昨年度も実施したコンセプトイベント「栗山公園のんびりデー」が今年も開催されます。

障がいのあるなしや国籍に関わらずだれもが公園で、ごちゃまぜになってのんびりしたり遊んだりすることができる。これは、その大切さを感じたり、考えあうためのイベントです。目指したい未来の日常風景を、みんなで確認し合う。そんな時間を目指しています。

昨年の「のんびりデー」の様子

今年度は昨年度よりも多くの方が関わり、そしてそれぞれのチャレンジを持ち寄る場としてたくさんのプログラムが行われることになりました。
近所にお住まいの皆さん、このテーマやコンセプトに関心・共感を寄せてくださった皆さんのお越しを心よりお待ちしています。

障がいのあるなしや困難に関わらず、誰もが心地よく暮らせる未来のために

障がいのあるなしや困難に関わらず、誰もが公園で、ごちゃまぜになってのんびりしたり遊んだりすることができる。
これは、その大切さを感じたり、考えあうためのイベントです。

●ごちゃまぜになって遊ぼう、遊び方を広げよう
感覚遊びおもちゃ、しゃぼんだま、竹とんぼ、フラフープなど、いろんな遊び道具をお貸し出し。理学療法士や作業療法士の育成校(栗山公園のお隣の)社会医学技術学院の先生や学生のみなさんも、一緒に遊びます。

●のんびり時間を味わおう
寝っ転がることができるスペースを用意します。敷物をご持参頂いたら広げることもできます。
特別になにかをしなくても、風や太陽を感じるだけでも気持ちが良い。そんな時間も大切にします。

●ちょっとした相談もできます
日本歯科大学の先生への質問コーナーや、社会福祉協議会などの方との地域の福祉のよろず相談など。日々の暮らしの疑問や困りごともおしゃべりできます。

●焚き火を囲もう
建築家兼市内の不登校支援員さんが仲間たちと一緒に、みんなで暖をとるための場所をつくります。薪をくべたり、マシュマロを火で炙っておやつにしてみましょう。小金井市教育委員会教育長の大熊さんが、焼き芋おじさんになって登場してくれるかも!?

●いろんな体験をしよう
アロマブレンド、ハンドタッチ、リズムトレーニングなど、いろんなプログラムもあります。障害がある人もない人も一緒に過ごす機会をつくるマイペースカフェによるソーシャルアクションブースも。

●一緒に、あたたかいご飯やおやつを食べよう
高橋商店のカレーとハヤシライス、六甲山のお好み焼き、ムジナの庭のスコーンやクッキー、オーブン・ミトンの焼き菓子など。美味しい食事やおやつをみんなと、公園で。なお、摂食嚥下障害コミュニティ「スナック都ろ美」のもぐもぐスタンドでミキサーなどをお貸し出し。食事のやわらかさの調整ができます。

●トイレの安心あります
栗山公園内の「健康運動センター」には、誰でもトイレがあります。また、オムツ替え用テントや、多目的に使えるベットのある医務室をお貸出し可能です。

●移動の安心あります
公共交通機関での移動が難しい方で、駐車場をご希望の方は、フォームにて事前にお申込ください(フォームURLはこのInstagramのハイライトからご確認ください)。また、会場内は車椅子での移動が可能です。なにかお困りのことがありましたら、お気軽にインフォメーションコーナーにてご相談ください。

●街ぐるみで、遊ぼう、のんびりしよう
梶野公園(小金井市梶野町5-10/栗山公園から徒歩10分)でプレーパークも同時開催中(10:00-17:00)です。

●大きな声が出ても、泣いても大丈夫

様々な練習を持ち寄ったプログラム

●インフォメーションコーナー
・このイベントや整備中のインクルーシブ遊具などの紹介
・地域内での関連プログラムのチラシ配布など

●あそびひろば
・いろんな遊び道具のお貸し出し
・つきみの園と小金井市社会福祉協議会による輪投げコーナー
・社会医学技術学院の先生や学生のみなさんと遊ぼう

●焚き火
・マシュマロと焼き芋

●フードとドリンク
・オーブン・ミトンの焼き菓子
・マイペースカフェのソーシャルアクションブース
・六甲山のお好み焼き
・高橋商店のカレーとハヤシライス

●摂食嚥下障害コミュニティ「スナック都ろ美」のもぐもぐスタンド
 (ミキサーのお貸し出し)

●リラックスひろば
・寝っ転がりスペース
・福祉にまつわるよろず相談
・日本歯科大学の加藤先生による食べること、お口のこと、ちょこっと質問コーナー
・ムジナの庭によるスコーンなどのお菓子、ドリンク、ケアの日用品販売
・こらだ環境研究所のアロマミストワークショップやハンドタッチケア

●室内プログラム(健康運動センター2F「グリーンフィットネスルーム」)
・スポーツメンタルコーチの上坂先生とリズムジャンプ教室
[1部]11:30-12:00 [2部]12:30-13:00
・パーカッショニストのまめちゃんと打楽器であそぼう  13:30-14:00
・室内で自由に遊ぼう、過ごそう  14:00-15:00

詳細・更新情報はこちらからご確認ください
https://www.instagram.com/play_here_koganei

開催概要
日時:2025.11/16(sun)11:00-15:00
会場:栗山公園(小金井市中町2-21-1)
 ※雨天時の開催場所:社会医学技術学院(東京都小金井市中町2-22-32)
入場無料、入退場自由

[主催]小金井みんなの公園プロジェクト「play here」
[特別協力]社会医学技術学院/栗山公園健康運動センター
[協力]上坂実/オーブン・ミトン/亀井寛之/こがねい子ども遊パーク/こちゃっこい/こらだ環境研究所/小金井市社会福祉協議会/草野晃子/清野緑/東海林広太/児童発達支援・放課後等デイサービス木の葉クラブ/スナック都ろ美/高橋商店/田中健一/冨永美和 /つきみの園/日本歯科大学 口腔リハビリテーション多摩クリニック/日比谷アメニス(小金井市立公園指定管理)/マイペースカフェ /緑のダム北相模/ムジナの庭/六甲山/若鍋久美子/T-bon(e) steak press(五十音順)
[お問合せ] 小金井市環境政策課 緑と公園係
tel. 042-387-9860

連載

すべての連載へ

公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

もっと詳しく 

すべての本へ