公共R不動産の頭の中
公共R不動産の頭の中

公共空間をもっと気軽に楽しむために。
「PUBLICWARE」はじまります

”PUBLICWARE”とは、公共空間をもっと気軽に楽しむための、アイテムやアイデアであり、それらを集めたプラットフォームメディアです。
2020年6月にティザーサイトをリリースしていましたが、この度、本サイトをリリースしました!

PUBLICWARE(パブリックウェア)とは

私たちの身の回りには、例えば屋台やベンチなどパブリックスペースを楽しむプロダクトやサービスがたくさんあります。「PUBLICWARE」は、仮設的・暫定的に、より気軽に場をつくれるような、パブリックを自分なりに楽しむことができる手法や仕掛けであり、それらを集めたプラットフォームメディアです。

PUBLICWAREのサイトでは、新たなパブリックスペースを生み出すプラットフォームとして、カタログのようにプロダクトやサービスなどのツールを集約・データベース化して情報発信していきます。

PUBLICWAREを使うことで、大掛かりな整備を伴わず、仮設的あるいは暫定的に、もっと気軽に場をつくれるようになるのではないか。そして一人一人が公共空間や街を自分の場所のように、もっと楽しめるような世の中になるのではないか。

このプロジェクトを通じて、新しいパブリックスペースを生み出す仕掛けや工夫を集め、実践していくことで、その可能性を追求していきます。

シーンに合うアイテムを探してみよう

サイトには、公共空間を楽しく使いこなすためのアイテムやコラムが掲載されています。

[コラム]
プロダクトやサービスに注目した切り口で、公共空間を活用したおもしろい事例やプロジェクトなどをご紹介していきます。

[アイテム]
既存の”PUBLICWAREな”プロダクトやサービスなどを独自の目線で紹介しています。

①カテゴリ
アイテムはスケールに合わせ6つのカテゴリに分類してご紹介しています。持ち運び可能で小さく手軽な「ポータブル」から、「ピープル(人)」まで。多種多様で尖ったPUBLICWAREを紹介します。

「PORTABLE(ポータブル)」
持ち運び可能でどこでも気軽に自分で場をつくりだせる、最も小さなPUBLICWAREです。

「FURNITURE(ファニチャー)」
椅子やテーブルのような家具や屋台です。

 

「MOBILE(モバイル)」
タイヤがついていたり、どこかに移動ができるものです。

 

「POPUP(ポップアップ)」
屋台以上建築未満。仮設建築や一時的な工作物です。


「HAPPENING(ハプニング)」
突然に物事が起こるように、その場所で起こる現象です。


「PEOPLE(ピープル)」
大道芸のように、特殊技能により場をつくりだすことができれば”人”もPUBLICWAREといえます。

②タグ
それぞれアイテムに「タグ」がついています。
「公園」「軒先」のような場所に関するものや、「食」「夜」「マーケット」「ワーク」のようにそのアイテムの特徴を語るような15のタグをつけています。様々なシーンを想像しながらタグからアイテムを探してみても楽しいです。

③お問い合わせ
このアイテムいい!気になる!使いたい!と思ったら、各アイテムページ下部のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。購入やレンタルの可否について、製作者へ直接ご連絡が届きます。

これから目指すこと

PUBLICWAREでは、メディアを通じて以下のサービスを展開していきます。

・データベース化/カタログ化
当サイトやTwitter、InstagramなどのSNSを通じて、アイテムや事例を紹介していきます。

・プロダクトの開発/制作
企業の方々とコラボレーションし、オリジナルのプロダクト開発・制作を行います。

・場のプロデュース/デザイン
PUBLICWAREを使った場のデザイン・プロデュースを行います。

・場とツール/サービスのマッチング
遊休地や空地を所有している自治体・企業とプロダクトやサービスをもっている事業者をマッチングします。

協働してみませんか?

PUBLICWAREはまだまだ定義が曖昧な、手探りのプロジェクトです。
コンセプトに賛同いただける様々な企業・自治体・個人の方々と協働してプロジェクトを広げていきたいと考えています。

①プロダクトメーカー/サービス提供事業者・個人のみなさま
PUBLICWAREは、既にあるプロダクトやサービスなどのツールを集めてカタログ化し紹介しています。プロダクト制作やサービス提供を行なっていて、当サイトへの掲載をご希望の方はお問い合わせください。

②共同開発/コラボレーション希望のみなさま
新たなパブリックの在り方、社会課題の解決手法などを模索する方々と共同でプロダクトやサービスの開発を行います。また、実際の場に展開し実証実験やマーケティングを行います。

③遊休地や暫定利用地を所有している企業/自治体のみなさま
遊休地等の活用についてお困りの場合は、PUBLICWAREを使った場のデザイン・プロデュース・コンサルティングを行います。大規模なハード整備ありきではなく、仮説的・暫定的に場をつくることから、新しい場の創造をお手伝いをいたします。

その他、パブリックスペースに興味があり、プロダクトやサービスなどの情報をお持ちの方、アイデアをお考えの方など、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ぜひ、このサイトをご覧いただきながら、楽しくパブリックを使いこなす妄想を広げていただければ幸いです。

HP:https://publicware.jp/
Twitter:https://twitter.com/publicware (@publicware)
Instagram:https://www.instagram.com/public_ware/ (@public_ware)

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全国の魅力的でユニークな公共空間再生の事例や、公共空間を楽しく活用する人々のインタビューなどをお届けします。

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公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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