探す楽しみを広げるアップデート
公共R不動産が運営する公共不動産活用の情報プラットフォーム『公共不動産データベース(公共DB)』。民間不動産サイトさながらの見やすさと、民間不動産サイトではなかなか出会えないユニークな公共不動産を探せる楽しさを目指し、わたしたちはこまめにアップデートを続けてきました。
直近のリニューアルでは、トップページの物件サムネイル表示の写真が大きくなり、新着時だけでなく更新時もサイン表示されるように変更。気になる写真を見つけたら思わずクリックして、物件ページを読み進めながら「こんな活用ができそう!」と考えを巡らせる。そうした楽しみを少しでも増やしたいという意図があります。
公共DBは、当たり前のようでいて実はこれまでになかった、公共不動産の必要なデータが標準化・一覧化され、検索で絞り込みができる環境づくりにも力を注いでいます。民間目線での使いやすさを重視しながら、自治体からのPRポイントを記載するなど、公共不動産ならではの情報もあわせて見ることができるのが公共DBの特徴です。

公共空間の多彩さを鮮明に
2025年5月から物件カテゴリーを変更!
これまで公共DBは、物件を8つのカテゴリーに分類して運用してきました。これを2025年5月中旬、皆さまの利用状況や実際の公共空間活用ニーズに合わせて見直し、9つのカテゴリーとしてリニューアルします。
具体的には、以下のとおりです。
- 変更前|8つのカテゴリー
土地/公園/文化施設/スポーツ施設/学校・廃校/行政施設/住宅施設/その他
- 変更後|9つのカテゴリー
土地/公園・道路/水辺/文化・スポーツ/学校・廃校/行政施設/住宅施設/歴史・レトロ/その他

この見直しにより、公共空間の多彩さがより鮮明になってきます。「水辺」や「歴史・レトロ」などの新しい切り口も加わって、地域の魅力や特徴を活かした活用アイデアも検討しやすくなるはずです。
なにげなく通り過ぎている川沿いや、使われなくなった歴史的な建物などが、実は大きな可能性を秘めているかもしれない。そんな新しい視点で見直すきっかけになればと願っています。
はじめて公共不動産の活用を検討される方へ
慣れない方にお読みいただく手引き
公共不動産の活用はだいぶ広がってきたものの、民間不動産とは異なる独特の手続きがあったり、活用プランを提案して選定されるプロセスが必要なものがあったりなど、はじめての方には分かりづらい点がまだまだ多くあります。
そこでわたしたちは、こうした慣れない方に向けて『はじめて公共不動産の活用を検討される方へ』というガイドページを作成。以下のような内容をまとめました。
・民間不動産と公共不動産の違い
・公共DBに掲載される物件の3つのステイタス
・公共不動産のユニークな活用事例 など
すでに公共DBを活用するみなさまにも、あらためてお読み頂いただくと、新たなヒントが得られるかもしれません。「こんな探し方があったのか」といった気づきが見つかることを願っています。

地味なアップデートもチリツモに
作業効率の向上をサポートします
公共DBユーザーのみなさまから、「物件資料を印刷して関係者に配布したい」「PDFとして保存して議論に使いたい」といった声が寄せられていました。そこで今回、物件ページに「印刷・PDF」ボタンを追加します。ワンクリックで資料を出力できるので、プレゼンテーションや稟議のための資料づくりがグッと楽になるはず。

こうした地味ではあるものの実務に直結した改善を重ねることで、皆さまの限られた貴重な時間をアイデア出しやプロジェクト検討に集中できるような環境づくりを進めていきます。いわゆる「チリツモ」こそが、毎日の使い勝手に大きく影響するため、今後も継続的にアップデートをしていきます。
パブリックなインフラツールを目指して
可能性を広げる試行錯誤
公共不動産を民間が活用する動きは、10年前と比べればだいぶ様子が変わり、多彩な事例も生まれるようになりました。わたしたちは「公共不動産活用の情報がもっとあたりまえに流通する未来」を目指して、公共DBをパブリックなインフラツールとして育てていきたいと考えています。
とはいえ、その実現に向けてはまだまだ途上であり、試行錯誤しながらのトライアルフェーズであることは否めません。アップデートを重ねながら、さらに情報プラットフォームとしての可能性を実験的に広げていきたいと考えています。もちろん公共DBを活用する皆さまからのフィードバックも丁寧に拾い上げながら、少しずつ改良も重ねてまいります。利用する中での改善要望などありましたら、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください。
公共不動産がさらに有意義に活用される未来へ向けて、ぜひ一緒に取り組んでまいりましょう!