ちょっと新しいサウンディング中!
旧牛窓診療所

THE 病院!な外観(写真提供:瀬戸内市)

「日本のエーゲ海」岡山県瀬戸内市牛窓の絶景を望む、海辺の旧牛窓診療所。

平成28年3月に閉鎖された、この診療所を牛窓の新たな拠点として再生する「旧牛窓診療所リノベーションプロジェクト」では、公共R不動産x瀬戸内市でちょっと新しいカタチのサウンディング調査に挑戦します。

牛窓のエリアの情報についてはこちらのコラムをご覧ください。

ここを借りたい & こう使いたい を教えてください!

8月末に企業の視察ツアー&トークイベントで始動した本プロジェクト。いよいよサウンディング調査が開始となりました。

サウンディング調査では、ここを借りたい、こう使いたい、こういう条件だったらいいのに…というみなさまの希望とわがままをお聞かせください。サウンディングの対象者は、できれば、条件が合えば本気で活用を考えてくださる実現性の高い事業者さんを希望します。

とことんシンプルに、重要なことだけ

今回は提案期間も短いので、とことん気軽に参加できるような仕様になっています。
現時点で大切なのは、この施設でどのような事業を、どのような条件でやりたいのかを民間事業者さんから教えていただき、行政と民間事業者の条件が成り立つ絶妙なバランスを見出すこと。なので、お忙しい民間事業者さんが、重要な部分にフォーカスして議論できるよう、ひたすらシンプルな手続きにしました。

提案していただきたい内容は、以下5点。
(詳しくは要項参照のこと)

(1) 契約形態と価格
(2) 事業内容と簡単な収支計画、及びその条件
(3) 使いたい面積や場所
(4) 事業主体、体制、メンバー
(5) あれば類似事業の実績(新規でも可)

対話場所も柔軟に

書類を提出していただいた後、実際にその資料にもとづいて、対話の機会をもたせていただきます。
全国の企業が参加しやすいよう、対話の会場は瀬戸内市役所だけでなく、東京と、オンラインでも可能にしました。
奮ってご参加ください!

募集概要

・対話の流れは、以下のようになっています。

提案書郵送 (9/30必着) → 対話の日程&場所調整 → 対話(対面)

・各種提案に必要な書類は瀬戸内市HPよりダウンロードしてください。
※現地説明会は終了してしまいましたが、市役所にお問い合わせいただければ個別に対応可です。

<提案書の募集期間>

・平成29年9月1日(金)~9月30日(土)

<提案書の応提出締切>

・平成29年9月30日(火)必着

<対話の期間と会場>

– 瀬戸内会場(瀬戸内市役所)

  • 平成29年10月10日(火)13:00~17:00
  • 平成29年10月11日(水)9:00~12:00

– 東京会場(公共R不動産事務局)

  • 平成29年10月12日(木)13:00~17:00
  • 平成29年10月13日(金)9:00~12:00

※サウンディング調査とは、対象となる物件の活用にできるだけ最適な条件で事業者公募を行うことができるよう、公募の前段階で行政と民間事業者が対話を通じてニーズをすり合わせるプロセスのことです。

PROFILE

菊地 マリエ

公共R不動産/アフタヌーン・ソサイエティ。1984年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。日本政策投資銀行勤務、在勤中に東洋大学経済学部公民連携専攻修士課程修了。日本で最も美しい村連合特派員として日本一周後、2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。現在はフリーランスで多くの公民連携プロジェクトに携わる。共著書に『CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編』。

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