水辺の街、大正区が動き出す!
尻無川河川広場エリア

この水辺と川が使えます!

水辺の広場、最長20年間お貸しします!

四方を水辺に囲まれた大阪のアイランド、大正

大阪湾に面した、工場群と住宅地が共存するものづくりの街です。

北部は、大阪都心部をぐるっと囲む「水の回廊」と呼ばれる木津川、道頓堀川などへとつながり、水上ならなんば、中之島へもすぐにアクセス。

南部は、造船・鉄工所などの湾岸工場地帯。工場群を背景に、なみはや大橋や新木津川大橋、尻無川水門など、巨大な土木構造物を水上から見上げる、ダイナミックでジャンクな風景が楽しめます。

そんな大正の北と南、さらに大阪都心の魅力的な水辺とネットワークする拠点として、「尻無川河川広場」の活用事業者を公募中です!

カフェや船着場も可能

この事業は、これまで河川管理者が管理していた堤防外の広場を、民間事業者に20年間一括貸しするというもの。
なんと、水上カフェや民営船着場ができちゃう、水辺の夢が広がる事業なんです!

大阪ドームの最寄駅として大正駅を使ったことのある人も多いはず
河川広場は大阪ドームへ向かう橋のたもとにあり、なんと年間200万人もの人が往来します。
駅前の大正橋商店街は、昭和な居酒屋や個性的な店が軒を連ねる、トワイライトゾーン。

昨年この広場を使って社会実験として行われた大正リバービレッジ(広場にBBQレストランカフェとイベントゾーンを設置)は、好評すぎて3か月延長されたほど。

そんな可能性が広がる河川広場では、水辺を生かした展開ができる事業者を募集しています。

例えば、水上でレストランを営業したり、大正や都心部をぐるっと周遊するクルージング事業を行ったり。水辺らしく、アウトドアで食事を楽しめるBBQ場や屋台をやるにもぴったりです。

しかも、水上に建物をつくるのに必要な、係船柱(地上でいう基礎のようなもの)は、行政で整備してくれます。

舟運事業の提案も必要なので、応募できる方は限られるかもしれませんが、このポテンシャル無限大の水辺がどうなるか、要注目です!

PROFILE

松田 東子

株式会社スピーク/公共R不動産。1986年生まれ。一橋大学社会学部卒業後、大成建設にてPFI関連業務に従事。2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。スピークでは「トライアルステイ」による移住促進プロジェクトに携わる。2017年から2020年までロンドン在住。2021年University College London MSc Urban Studies 修了。

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