参加手続きはとても簡単!
トライアル・サウンディングは、市が、公園を民間に活用してもらうにあたり、公募前にお試しで使ってもらいながら、その土地の可能性や使い心地について民間の意見を聞いて公募要項に反映していくもの(詳細はこちらを参照)。民間、というと大げさですが、気張らず、個人主催の小さなイベントでももちろんOKですよ。
申請は8月9日からすでに始まっており、令和3年度末の3月15日まで、随時受付中。申請手続きは、まずはフォームに記入し、市に協議を申し込むだけ。最短1週間くらいで許可がおり、利用可能に。貸し出し期間は1日~1ヶ月。利用料金は無料。トライアル後に、行政によるヒアリングとレポート提出に対応していただく、というのが唯一の必須条件です。
まちのすぐそばに広がる緑
今回、トライアル対象となっているグリーンヒルズ・津山は、もともと岡山県の酪農試験場。まさに牧場的な緩やかな起伏が、延々と約25haも広がる広大な公園です。にもかかわらず、立地的にはJR津山駅から車で約10分と非常に近く、市としては、市民のリビング的な使われ方のポテンシャルがあるのでは、と考えています。が、さて、どうでしょう?
今年度のトライアル期間中は、この公園なら出店したいという飲食・物販・屋外映画、運動会、ウェディング、はたまた、市外の方でも、どこかフェスできる場所探している、グランピングサービスを検討していて試してみたい、ドローンの大会やりたい、なんて方もぜひ。なんてったって、駐車場が総数760台以上!バスも10台以上停まれます。期間中は営利行為であっても許可がでます。
日常使いとして、教育や福祉サービスとのコラボなども考えてみたいところ。いつもは施設の中でのご飯だけど、ちょっと遠足気分でピクニックランチにしてみよう、とか。子供の企画するバザーとか!会場代はなんせタダなので、小さなものから大きなものまで、なんでもまずは使ってみてください。
今後の使い方は本当にまっさら
トライアル参加者の状況やヒアリングを経て、市としては、来年度以降の方針を決めるとのこと。パークPFIで建物を整備していくことになるかもしれませんし、イベント利用ニーズが高いようなら、もっと、イベント実施がしやすいよう、マネジメント組織の立ち上げを検討するかもしれません。本当に、今はまっさらで、今年度の様子次第。実験したい放題で、さらにうまくいったら実現し放題。敷地が広いので、便利な一部を使うとかでももちろんOKです。
逆にいうと、つまり、この期間に申請がなかったら、市民は「この公園はこのままでいいと思ってます」という意思を表明しまうことにもなりかねないわけで、ぜひぜひ、積極的につかっていきましょう!
グリーンヒルズ・津山ってどんなとこ?
公園内の既存施設をいくつかご紹介。まず、ものすごい外観のスポーツ施設、グラスハウス。素敵な植物園のように見えたけれど、中にはプールやフィットネス用の設備があり、年間12万人の来場があるそう。
それからオーガニックなフレンチレストランTHE HILLS HOUSE TSUYAMAが。レストランではウェディングプランもあり、お食事つきでアウトドアウェディングも実施している模様。ケータリングなどにも慣れていらっしゃるでしょうし、イベント協力してくれそうです。
また、リージョンセンターという北川原温氏設計の素敵な建物は市の直営。試験場から公園に切り替わるタイミングで、芸術文化村構想が立ち上がり、その拠点として、ホールとメディアライブラリーができたそう。確かに、スポーツも、文化ホールも、保育園も、飲食店もぽちぽちとあり、村のようでもありますね。それらを見直し、つなげて使えたらなんだか新しい暮らしができるかも!?
今後、どのような団体が、どのようなトライアルをするのか、情報についてはこちらで、決まり次第随時FBなどで公表予定。自分ではイベントの企画が難しくても、利用者として出かけてみることも、この取り組みへのサポートとなりますので、ぜひぜひ、お近くの方はお出かけくださいね!
来年度、津山市がどんな活用に乗り出すのかも楽しみです。