パブリックにまつわる情報のプラットフォームを目指して
先日、公共R不動産サイトのトップページがプチリニューアルしました。
2015年3月にスタートした公共R不動産。当時はまだまだ世に出ていなかった、遊休化した公共空間の情報を全国から集め、それを買いたい、借りたい、使いたい市民や企業とマッチングするためのメディアとして、活動を開始しました。
それから10年。公共不動産の活用事例も増え、パブリックの概念も広がりつつあります。
掲載する情報も、物件情報にとどまらず、公共不動産の活用事例とその成り立ち、その空間に関わる人の思いを丁寧に追いかけた取材連載「公共R不動産のプロジェクトスタディ」をはじめ、連載数も、取材する事例の範囲も広がりました。2022年には公共不動産データベースがオープン。民間不動産と同じような形で気軽に公共不動産の物件検索・閲覧が可能となり、会員数は日々増え続けています。
膨らみ続けて(若干まとまりもなくなってきて……)いた公共R不動産のメニューを、サイトを訪れる人が知りたい情報にシンプルに辿り着けるように、今回、6つの軸で整理し直しました。
①公共R不動産について
公共R不動産に関わるメンバー一覧や、公共R不動産が自治体/民間企業それぞれにとってどのような役割を果たせるのをまとめました。
②事例・コラム
連載一覧と、公共R不動産が発行した書籍の一覧をまとめたメニューです。様々なパブリックの事例を知りたい方はまずこちらへアクセス!
③プロジェクト
公共R不動産は、メディアだけでなく、自治体や企業と協働して公共空間活用に関わるプロジェクトを実施しています。プロジェクトのプロセスや、関係者インタビューなどをまとめています。
④イベント・ニュース

リニューアルを機に、新たにイベント情報の掲載を始めます。
公共R不動産主催のイベントや社会実験の告知はこれまでも行なってきましたが、自分たち発信のものに限定せず、パブリックにまつわる様々な情報のさらなるプラットフォーム化を目指して、イベントや社会実験、展覧会などの情報を募集しています。
掲載したい情報がありましたら、ぜひお寄せください!
(編集部が取材に伺うものではありません。あらかじめご了承ください)
今後は、イベント情報だけでなく、「こんな試みを始めたよ」とか「こんな場所ができたよ」、「新しいツールができたよ」といった、パブリックをアップデートしていくニュース情報も扱いたいと考えており、さらなる改修を検討中です!(現在の「ニュース一覧」は公共R不動産関係のものに限定しています)
⑤物件紹介
公共不動産の活用を考える人にまず見ていただきたい「公共不動産活用ガイド」や、公共不動産データベースに掲載されている物件情報の中から、メンバーが独断と偏見で魅力をピックアップする「ピックアップ物件」記事を集約。
どういう社会背景のもとに公共不動産の活用が進んでいるのか、どのように物件を探したらいいのか、そのイロハがこのメニューを見ると分かるかも?
***
これからもパブリックをアップデートするメディアとして、よりよいあり方を模索していきます。
公共R不動産の今後にもご期待ください。