公共R不動産研究所
公共R不動産研究所

公共R不動産研究所、はじめます。

公共R不動産研究所、はじめます。公共R不動産研究所は、研究員が日々の調査・研究・実践するプロセスから得られた知見等、少しずつ記録を積み重ねていく「書庫」のような場です。ここから次の研究やツール、提言のヒントが生まれることを目指しています。考え実践するプロセスを、一緒に。どうぞお気軽にお入りください。

公共R不動産研究所、はじめます。

みなさんこんにちは!
公共R不動産研究所の所長・矢ヶ部(やかべ)と申します。

公共R不動産研究所は、公共R不動産のメディア内に生まれた仮想の研究所です。
ですが続けていくうちに、ホントに研究所になるかも知れません。

まずは主に公共R不動産のメンバーが「主任研究員」として、日々学び、悩み、考え、動き、実践しているプロセスから得られた知見を少しずつ記録していきます。
こんな本を読んだ、気になって調べてみた、現地を見てきた、話を聞いてきた等々、途中段階の未熟なものも含め、少しずつ記録を積み重ねていきます。

主任研究員たちは、その出自も得意分野も関心も人脈も、とても多様で多彩です。
海外の公共空間やカルチャーに知見を持ち研究を続ける「元ロンドン」特派員、エリマネやシティプロモーション、英国ニュータウンの誕生を研究し公民連携でニュータウン再生の先端を切り拓いた元行政職員、地域の視点と建築の視点を両立したデザインと地域再生のあり方を模索する建築士、歩行者天国からまちの暮らしを見つめる研究家(マニア)、レペゼン埼玉・文学部出身・再開発コンサルを経由し公民連携に関わり続ける哲学者、などなど。

はじめは軽めにスタートしますが、記録を積み重ねていくうち、テーマはおのずと公共空間に関連する幅広い領域に広がったり深まったりしていくことになるでしょう。

今後取り組んでいきたいテーマを書き出してみる

◯都市や公共空間に関する研究サーベイ

・あらためて読みかえす『必読書』
・海外における公共空間レポート翻訳
・ナイトタイムエコノミー関連
・アートと公共空間
・イノベーションを創出する都市空間
・ウォーカブルな道路空間
・ジェントリフィケーション

◯都市を評価する手法に関する研究

・公共空間の活用に伴うまちの構造変化
・公共空間の社会的インパクト評価
・公共空間の運営評価
・都市情報センシングと空間計画

◯公共不動産の戦略的な活用に関する研究

・まちのビジョンと不動産戦略
・民間企業の公共不動産活用ニーズ
・立地をつくる都市政策
・民間投資を導く公的支援
・社会実験や暫定利用

◯公民連携事業の構築に関する研究

・クリエイティブな公民連携事業のための公共発注
・トライアルサウンディングの実践と進化

etc…
また、私たちが、研究チームとして受託して取り組んでいる調査研究についても、その素材の一部を公開して行ければと思います。

研究員は、公共R不動産メンバー以外にも広げていく予定です。

世の中には本業を抱えながら、あるいは本業に重ね合わせて、都市地域や公共空間への目線を持ちながら調査・研究・実践を重ね、造詣の深い方々がいらっしゃいます。
現役公務員ながら関心のあるテーマを粛々と掘り下げ続ける方、大学院にて自らの研究を進めながら関連分野にも幅広く関心を持つ方、などなど。
こうした都市計画、団地、公園、社会実験などのテーマを掘り下げ続けている方々を、積極的に公共R不動産研究所の「客員研究員」としてお迎えし、研究をより充実させて行きたいと考えています。

研究所の扉はいつでも開いています。
ぜひ一緒に考え、実践していきましょう。

それでは公共R不動産研究所、スタートです!

PROFILE

矢ヶ部 慎一

文学部出身の再開発コンサルを経由して公民連携分野へ。1976年生まれ。株式会社タカハ都市科学研究所にて、法定再開発の事業コーディネート等に従事し、経営企画等も経験。東洋大学大学院経済学研究科公民連携専攻修士課程を修了後、現場経験をベースに公民連携分野へ展開中。東洋大学PPPリサーチパートナー/公共R不動産/株式会社アフタヌーンソサエティ/その他、埼玉県小川町でのNPO法人正会員など。

連載

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公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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