公共R不動産がピックアップする物件
公共R不動産がピックアップする物件

宿泊施設にオススメな物件3選

「公共不動産データベース(公共DB)」から、テーマに沿って公共R不動産メンバーが気になる物件をピックアップするシリーズ。今回のテーマは「宿泊施設にオススメな物件3選」です!ピックアップ担当は、松井さんです。

「公共不動産データベース(公共DB)」とは、全国の遊休公有財産の情報を一元化したサービス。面積や築年数など整理されたデータ項目と写真が大きく見やすいデザインで、全国の遊休公有財産情報を一気に検索することができます。

そんな公共DBの中から、公共R不動産のメンバーが、自身の興味のあるテーマに沿って、3件をピックアップしていきます。

公共不動産データベース(登録・閲覧無料)

https://db.realpublicestate.jp/

※公共R不動産による独断と偏見でピックアップしています。
物件の詳細は、各リンクの物件情報と問合せ先からご確認ください(閲覧には会員登録が必要です)。また、データベース内の物件は常時更新されているため、リンク先の物件の掲載が終了しているものもあります。ご了承ください。

松井さん

インバウンド客の訪れる地域は広域化し、「アクセスの良さ」だけでなく、「ちょっと不便でも、わざわざ行きたくなる場所」が求められています。
そんな時代だからこそ、地域の個性がにじみ出る“公共施設”を、宿泊施設にリノベーションしてみませんか?
味わいのある建物や景観、地域との距離感こそ、他にはない魅力になります。

既存宿泊施設のリノベーション

フォレストいいで(山形県飯豊町)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5377

松井さん

現在は休館中の宿泊施設ですが、すでに宿泊機能のベースは整っており、一からの設備投資は不要(一部修繕は必要です)。
現状のどこか懐かしいノスタルジックな内装を活かすもよし、思い切ってモダンにリノベーションして新たな価値を加えるもよし。建築好きなら、アイデアを存分に試せる“腕が鳴る”物件です。

武家屋敷で特別な宿泊施設を

旧柳生藩家老屋敷(奈良県奈良市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5416

松井さん

奈良県内でも数少ない武家屋敷の遺構として現存する、貴重な建物。かつて旧柳生藩の家老・小山田主鈴(おやまだ・しゅれい)が隠居後に暮らした屋敷です。
所在地の柳生地区は、徳川将軍家の剣術指南役を務めた柳生家ゆかりの地としても知られ、剣豪の里として観光資源も豊富。
そんな武家屋敷に泊まれるなんて、歴史好きでなくてもテンションが上がること間違いなしです。

京都駅から徒歩10分の廃校リノベーション

元安寧小学校(京都府京都市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/5304

松井さん

最後は、宿泊ニーズが非常に高い京都市からの一件をご紹介。こちらは、京都駅から徒歩10分という抜群の立地を誇る、元小学校の跡地物件です。
インバウンド客はもちろん、出張などのビジネス利用にも応えられそう。
“学校跡”というユニークなストーリーを活かして記憶に残る宿泊施設をつくってみては?

 
全国にある公共不動産の活用事例も紹介しています!

公共R不動産では、公共不動産を活用したプロジェクトの背景、ビジネススキームやデザインなど、全国のあらゆる事例を取材しています。公共不動産活用事業の参考に、以下よりぜひご覧ください。

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お宝物件を掘り出せ!「公共不動産ディぐるナイト」

おもしろ公共不動産をディぐって、掘り出し物件を見つける楽しさを共有するイベント「公共不動産ディぐるナイト」。公共R不動産がおすすめする物件をセレクトして、不動産愛好家(勝手にそう呼ばせていただきます)のみなさんをゲストにお呼びし、セレクトした物件に対して「こんなふうに使っちゃう?」と妄想を繰り広げてもらいました。

廃校や文化施設、少年自然の家など、全国にある遊休公共不動産の活用方法についてディスカッションしているので、ぜひご覧ください!

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公共R不動産の本のご紹介

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公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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