世界に飛び立て!成田市廃校活用
旧小御門小学校

校舎外観

空港至近!

成田空港から車で20分。鎮守の森を目前に抱く、自然に囲まれた廃校のご紹介です。
明治9年開校、平成26年に惜しまれつつも137年の歴史を閉じた小御門(こみかど)小学校。その学校跡地を活用していただける民間提案を広く公募します。10月12日(金)には現地説明会も実施予定。気になる物件詳細は…

耐震も問題なし!物件詳細

グラウンドに残された遊具や水平のラインが特徴的な外観など、誰もが思い描く学校らしいディテールが満載の小学校。
校舎は昭和52年(1977年)築の鉄筋コンクリート造2階建て、空調完備、耐震診断済み。平成9年(1997年)に増築が行われており比較的綺麗な状態です。PC教室など、広い間取りの部屋もあり、使い勝手も良さそう。
(事業者が、事業者負担で整備ののち使っていただく想定です。詳しい物件状況については説明会で開示されるエンジニアリングレポートをご確認ください。)

体育館は昭和60年(1985年)築の同じく鉄筋コンクリート造2階建て。プール棟もあります。大人が泳ぐもよし、または魚を泳がせて、育った暁には成田空港から空輸、なんてことも?!(全国には廃校でトラフグを育てたり、水族館をオープンした事例も。)
そして使い手にはありがたいポイントがもうひとつ。学校跡地全体が、都計画法による用途制限がない白地地域にあるのです!
空港至近ということで、宿泊施設としての用途が真っ先に浮かびますが、日本中、世界中から人々が集いうる場所の可能性を、用途制限なく引き出せるのは嬉しいですね。

気になる貸し付け条件は?

建物および土地は貸付となります。(建物は無償貸付、土地は1㎡当たり239円以上での貸付。)
施設の用途変更・整備工事・運営・維持管理については事業者負担です。
騒音など周辺に悪影響のある事業は不可、産業振興や雇用促進、その他住民サービスの向上など、地域の活性化に資する事業としてください。
また、選挙時の施設一部開放、災害時の指定緊急避難場所としてのグラウンド使用をお願いします。
地域の活性化に資するためにも、いざというときだけでなく、日頃から、地元の人も楽しめる施設があってもいいかもしれませんね。

旧下総町の豊かな自然の中で

2006年に成田市に合併されるまで、下総町立小学校だった小御門小学校。近くには郵便局、保育所、駐在所があり、生活にも便利なエリアです。空港へのアクセスの良さを強みにグローバルに展開するもよし、のどかで自然豊かな立地を生かすもよし。我こそはというあなた!是非ご応募ください。応募締め切りは10月31日(水)、質問受付期限は10月16日(火)から10月18日(木)までと迫っていますので、気になる方はお早めに。

PROFILE

松田 東子

株式会社スピーク/公共R不動産。1986年生まれ。一橋大学社会学部卒業後、大成建設にてPFI関連業務に従事。2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。スピークでは「トライアルステイ」による移住促進プロジェクトに携わる。2017年から2020年までロンドン在住。2021年University College London MSc Urban Studies 修了。

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