公共R不動産がピックアップする物件
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野鳥公園の青写真
博多湾

博多湾は貴重な渡鳥の飛来地

新しい野鳥公園の素案にご意見を

博多港そばの埋立地に、新しくできる野鳥公園への意見募集です。
博多湾は、実は国内有数の渡鳥の飛来地。希少な海浜植物が生育する海岸、岩礁に照葉樹林など、変化に富んだ自然環境に恵まれているって、ご存知でしたか?
そんな博多湾東部を埋め立てて作られた福岡アイランドシティに、その自然を守るべく、新しく野鳥公園が生まれます。

福岡アイランドシティとは

福岡アイランドシティは、博多港の港湾機能強化のために、1992年から構想され、2005年に住宅地域が完成した人口の島。大規模な物流センターなどを備え、現在は約1,800世帯、約5,600人が暮らしています。昨年には福岡が誇るこども病院が移転オープンし、地下鉄や道路の整備も進む新興地域。地域内には、既に中央公園があり、住民の憩いの場となっています。

素案作りにも新たな工夫

今回意見募集する素案を作るにあたっては、「野鳥公園ラウンジカフェ」というという催しを開催。2012年11月から全8回にわたり、延べ321人の多様な関係者(NPO・大学・学生・事業者・市民・行政)が参加して、公園にあり方についてフラットに考える、新しいかたちの話し合いが行われました。プランありきの住民説明会や、従来のワークショップ手法とはちがい、ストーリーボードを作って将来の野鳥公園像を具体的に思い描くなど、参加者一人ひとりの思いを丁寧に洗い出す作業が行われたようです。

開発と保全の狭間で

150 万都市・福岡市にありながら、多種多様な生きものの命を育む豊かな生態系を支えるとともに、バードウォッチングや潮干狩りなど、身近な自然とのふれあいの場を提供できる野鳥公園は、みんなの財産。
素案段階の今だからこそ、生きるアイディアがあるかもしれませんよ。

ステータス:募集終了
所在地:福岡県福岡市東区
交通:天神からバスで約20分
面積:約12ha
期間:募集終了

 

PROFILE

松田 東子

株式会社スピーク/公共R不動産。1986年生まれ。一橋大学社会学部卒業後、大成建設にてPFI関連業務に従事。2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。スピークでは「トライアルステイ」による移住促進プロジェクトに携わる。2017年から2020年までロンドン在住。2021年University College London MSc Urban Studies 修了。

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