兵庫・京都エリア26校まとめて廃校商談会
旧遠阪小学校他

2017年3月2日(金)丹波市で開催!

「廃校利活用フェア2018 in たんばCity(以下、フェア) 」は廃校の利活用を探る地域と、事業展開を目指す企業を結ぶ廃校商談会。兵庫、京都エリアを活性化するために始まった日本初(!?)の試み。計26校の廃校を抱える7つの自治体が兵庫県丹波市の旧遠阪(とおざか)小学校に一同に会します。建物の状態や周辺環境などインターネットでは分からない情報を、実際に廃校を抱える行政関係者と商談が出来ることが最大のメリット。

参加自治体は、兵庫県から豊岡市・養父市・淡路市・丹波市。京都府から南丹市・宮津市・福知山市。

学生視点だから生まれた企画!

元々、この企画はソフトバンクグループの地方創生インターン「TURE-TECH」で全国から丹波市に来た学生の提案がきっかけ。自治体の課題解決をミッションとしたプログラムの中で、各自治体が別々に廃校の利活用案を公募しても、企業側の多様なニーズとなかなか合致しない、という声から、たくさんの廃校が同時に集まる日本初(!?)のイベントを企画。丹波市長の採択を経て実現。フェアは6人の学生と丹波市が中心となり周辺の自治体にも働きかけ、26校が出揃った。学生の柔軟なアイデアと自治体の連携によって、使い手側の視点に立ったマッチングの場が生まれた。主催する「廃校未来づくり」では、今回のイベントが成功したら、今後地域を拡大していく計画。

まずは相談を。誰でもイベント参加OK

今回フェアに参加する廃校は、エリアも規模もさまざま。すでに活用方針が決まっているものもあれば、今回の商談により活用方針を検討するものも。つまり、相談次第で条件設定の交渉もできるチャンス。企業以外にも、個人の利用も相談可能。フェアの公式サイトには、廃校情報が公開されていますので、事前にチェックして狙いのブースを訪ねてみてください。

廃校を使ったことがない方へ

廃校の活用例があるのは知ってるけれど本当に使えるのかな、どうやって始めたらいいのかな…と、不安を感じている人も多いはず。そんな不安を解消するため、既に廃校を利用している企業2社と、企業を受け入れた自治体の講演の場もあります!実践者の生の声が聞ける貴重な機会。これを聞きに来るだけでも、価値アリ!

丹波の魅力もちゃっかり満喫

会場となる旧遠阪小学校ももちろん今回の商談対象(耐震性あり、無償貸付前提)。イベント当日は丹波の手打ち蕎麦や、地元カフェの出展、そして地元アピールブースなど、丹波の方々が来場する皆様をおもてなし!自治体との交流から地元の方々との交流まで、イベント形式だからこそできる企画が満載。会場の丹波市まで足を運んで見てください。

PROFILE

塩津 友理

Open A/公共R不動産。1987 年生まれ。昭和女子大学大学院修了。2012年Open Aに入社し、書籍やウェブの編集等に携わる。共著書に『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』『団地に住もう! 東京R不動産』など。

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