銀行で、クリエイティブに働く
YCC ヨコハマ創造都市センター/coworking space Canvas

横浜の創造都市拠点としてオープンした“YCC ヨコハマ創造都市センター”。今回は、その2階にあるコワーキングスペース“Canvas”の入会募集のお知らせです。

Canvas入り口。大きな窓が迎えてくれます。(写真提供:YCC ヨコハマ創造都市センター)

元銀行の重厚な建物がクリエイティブ拠点に!

横浜の創造都市拠点として6月末にリニューアルオープンした“YCC ヨコハマ創造都市センター”。以前公共R不動産でも紹介させていただきましたが、(記事リンク)今回は2階にあるコワーキングスペース“Canvas”の入会募集のお知らせです。

1階はまるで映画のセットのような高い吹き抜けと重厚な柱が特徴的なフロア、ここはカフェ&ギャラリーとして運営されています。3階にはファブラボ&イベントスペース。そして2階には今回紹介するコワーキングスペースが。 YCC 全体のテーマは「クリエイティブ・シティ構想の拠点」。昭和4年創建の旧横浜銀行を一部移築・復元して出来上がったという背景からも、このテーマを体感することができる場所だと思います。

まるで秘密基地

1階のオープンフロア横にある階段を上がっていくと、ひっそりとコワーキングスペースが現れます。2階なんだけど、まるで秘密基地のような佇まい。とはいえ窓も大きく、街路樹と2階の窓が同じ高さにあるので、部屋にいながらにしてグリーンを間近で見ることができます。 フリーアドレスは16席、ブースは5席、プロジェクトルームが4室。設備はもちろん Wi-fi 完備、ロッカー完備(有料)、そしてブース席の方にはデスク周りをカスタマイズできる工具やパーツも無料で貸し出しているそう。欲しい空間を自分で作り上げられるのは良いですね。

化学反応が起きるような場所に

Canvas という名前の由来を担当の方に聞いたところ、こんな返事が。

「いろんな色が混ざり合っていくキャンバスをイメージしました。オープン時はシンプルな色のない空間なので、会員それぞれの利用方法によって様々な色に変化していくといいなという思いを込めています。」(YCC岩澤さん)

実際、現在入居している会員さんもかなり個性的な方ばかり。デザイナー、建築家、イラストレーター、ライター、メディアディレクターといった方々が入居しているそう。こんな人たちと一緒に働けることも、このスペースの大きな魅力の一つかも。同じスペースで働くことで共同企画が生まれるかもしれないし、一緒に仕事をすることもあるかもしれない。そんな化学反応を楽しみたい方は是非!

本業以外の利用でももちろんOK。趣味をいつか仕事にしたいといった方にもぴったりかもしれません。

※空室状況については YCC にお問い合わせください。

PROFILE

飯石 藍

公共R不動産/株式会社nest/リージョンワークス合同会社。1982年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、アクセンチュア株式会社にて自治体向けのコンサルティング業務に従事。その後2013年に独立し、2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。全国各地で公民連携・リノベーションまちづくりのプロジェクトに携わりながら、南池袋公園・グリーン大通りのPPPエージェント会社の立ち上げにも参画。

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