コラム

企画書、自治体に届けます!

text = 三箇山泰 illustration = 瀧下まり

実は「公共R不動産」一周年を迎えました!

で、この1年間。振り返ってみると「公共R不動産」として何をやれば良いのか?模索する期間だったように思います。すごく正直に内情を話すと、仲介手数料という概念が自治体に無いことが原因です。要は不動産業者が物件を紹介して、お客さんを見つけて、というところで商売するという共通解みたいなものが無いんです。

ちょっと目鼻利く人だと誰でも分かると思うのですが、自治体側はお宝のような物件を多数持っています。歴史建造物、海沿い、川沿い、公園、廃校、、、一般の不動産市場には無いお宝物件が本当に山ほど眠っているんです。

それを別に貸したくない、と思っているわけでもなく、、

都市部は例外ですが、日本の大半の地域でこれらの物件はお荷物になっています。ちょっと言い過ぎました。。当然、現在も機能を持って多くの人に活用されている施設はその限りではないのですが、維持管理にかかるコストに対して人が利用してくれていない施設がそもそも多いし、川沿いや道路のように使いようによっては面白いよ!みたいな場所も放置されていたりします。

こういう自分たちの持っている資産が価値のあることを認識して、市場に出してくれれば、その価値を認める事業者なりが賃料を払って借りてくれることがあると思っています。

 

そんなわけで公共R不動産が存在する意味は必ずあるはずで。ただ存在する以上、売上立てないと存続できない、、

それに対しての模索が続いてきたんですね。何をすると誰からお金がもらえるのか?

 

 サイクルが作りたい!

ただ、これって割と本質的なこと見失っているような気もしていて。まあ存続するために売上立てないと、も本当なのですが、今マーケットがないところにマーケットを作ろうよ!という目的で公共R不動産が始まっていたりもして、というかこっちの方が主目的でして、、

であるなら、マーケット、というかサイクルをちゃんと作りたいと思っています。

何のサイクルか?自治体から物件が出てきて、事業者がそれを借りて商売して、賃料払う。このサイクル。

 

具体的な要望で届けるべし

それでこの1年間。自治体に物件出して、と言い続けてきたのですが、そんなにリアクションが無いんですね。困っていることは困っているようなのですが、困っていることを人に知られたくないというか、なんか複雑なようなのです。自治体特有の事情があるようで、、

ただ、これは1年間やってきた中での発見なのですが、具体的な要望を持っていくと自治体の人って真摯に対応してくれるんです。例えば「この地域で衰退した農業振興のため、インキュベーションと共に体験施設を作りたいんです。場所無いですか?(適当に書いてます。)」みたいな。

僕たちが漠と物件無いですか?と聞いても答えてくれないのに、具体的にこれこれこういう物件探してます。と伝えると答えてくれる。。。。不満を書くつもりだったけど当たり前か、、

コラム diagram [復元]

「企画書を送る」からスタートです!

まあそんなわけで物件無いですか?というより、何したいか?

要は事業者の人の企画書募集しようと思います。その企画書を送ってくれれば僕らが無料で自治体の人にその企画書届けます。それで物件候補が出てきたら、エクセルか何かにまとめて事業者の人にお返しします。あとは直接やり取りお願いします。というわけです。

慈善事業的で気持ち悪いかもしれませんが、とりあえずどこかで誰かが無理やりスイッチ押さないと、このサイクルは回っていかなそうなので、期間限定ではありますが「無料で企画書お届け!」サービスやってみたいと思います。

 

ちなみに下記注意点です。

・企画書で持ち込んでください。最低限どんな場所でどういう目的を持って何をやりたいか?どんな場所を探しているか?自分たちは何者か?ぐらいは明記していただけるとありがたいです。

・この企画書日本全国の自治体に持って行ってください!とかオファー頂いても困るので、、お届けする自治体の選定はこちらにお任せください。多くても5個ぐらいの自治体で情報取りまとめられればと思います。

・納期や実際に見つかる物件個数は保証できないこと、予めご了承ください。というか無料サービスなので、そんなに責めないでね、という趣旨です。

 

以上、実際にやってみて結構大変だとすぐ辞めちゃうかもしれませんが。。

「企画書無料でお届け!」サービス1周年記念でスタートします。ぜひご活用ください。

 

下記メールアドレス宛に企画書を添付してお送りください。

info@realpublicestate.jp

日経BP社「新・公民連携最前線」に公共R不動産のコラムを連載中