公共DBの中には、民間の不動産サイトでは出会えないような奇想天外な物件や、希少な条件のお宝物件が眠っています。このたび公共R不動産では公共DBの正式リリースを記念して、おもしろい公共不動産の情報を掘って掘って掘りまくる、トークイベントを始めます!">

公共DBの中には、民間の不動産サイトでは出会えないような奇想天外な物件や、希少な条件のお宝物件が眠っています。このたび公共R不動産では公共DBの正式リリースを記念して、おもしろい公共不動産の情報を掘って掘って掘りまくる、トークイベントを始めます!">

公共R不動産の頭の中
公共R不動産の頭の中

[6/29]お宝物件を掘り出せ! 「公共不動産ディぐるナイト」

全国にあまたと眠っている、廃校や使われていない役所、文化施設や公園、土地など。そんな自治体が所有する公共の不動産情報を検索できるサービス「公共不動産データベース(公共DB)」を、2021年7月に正式リリースすることになりました!


公共DBの中には、民間の不動産サイトでは出会えないような奇想天外な物件や、希少な条件のお宝物件が眠っています。このたび公共R不動産では公共DBの正式リリースを記念して、おもしろい公共不動産の情報を掘って掘って掘りまくる、トークイベントを始めます!

こんな物件ありなの?公共不動産っておもしろい!

私たち公共R不動産は、東京R不動産の兄弟サイトとして2015年に活動をスタートしました。これまで遊休化した公共不動産とそれを使いたい人のマッチングに取り組み、行き着いたのが、誰もがもっと気軽に公共不動産を探せるサービスをつくろう!ということ。

というわけで、完成したのが「公共不動産データベース(公共DB)」です。

▽公共不動産データベース
https://db.realpublicestate.jp/

公共DBには、全国各地の自治体からありとあらゆる公共不動産の情報が集まっています。廃校をはじめ、小ぶりでかわいい幼稚園、青い海に浮かぶ島、哀愁漂う元消防署、大正時代のかっこいい庁舎、巨大な公園などなど、思わず二度見するような(笑)奇想天外な物件もちらほら。

それだけではないですよ。一部の廃校や文化施設などは、当時の豊かな財源によって頑丈な構造であったり、立地に恵まれていたり、公共不動産ならではのメリットがあるお宝物件もたくさん眠っています。

なんでデータベースをつくったの?

それにしても、一般の人がこれらを「借りられる」「買える」というのですから、ちょっと不思議な話ですよね。そこには全国的な人口減少・財政難などの社会背景があります。年々増え続ける遊休化した公共不動産を、地方自治体はこれ以上維持・管理することができない。それならば、民間の人に活用してもらおうという流れです。

だけどもそこには大きな壁がありました。公共不動産の情報は、全国1700自治体がそれぞれ独自のフォーマットで、各市町村のHPに掲載されているのが実情。これじゃなかなか公共不動産の情報に出会えないよ…。

というわけで、全国に散らばった公共不動産の情報をまとめて、見やすいデザインと共通の項目で一覧化したのが公共DB。例えば◯UUMOや◯OME’Sのような民間不動産ポータルサイトのように、網羅性の高い公共不動産の情報サイトを目指しています。

2020年4月にベータ版をリリースして約1年が経過。自治体・民間企業合わせて約600団体に登録いただき、公共DB経由でマッチングして、新しい事業が生まれています。

遊休公共資産の情報を一元化した「公共不動産データベース」。自治体は簡単な操作で物件情報を登録することができる。面積や築年数など整理されたデータ項目と写真が大きくわかりやすいデザインで、民間への発信力がアップします。

お宝物件をディグってあれこれ語りましょう〜

と、そんな込み入った話はさておき、物件って見ているだけで楽しいんですよね。引っ越す予定がなくても、おもむろに不動産サイトを見てあれこれ妄想を膨らましたりなんかして。

このトークイベントでは、おもしろ公共不動産をディグって、掘り出し物件を見つける楽しさを共有できたらいいなと思っています。ほんと、「え、こんなのあり?」っていう物件がありますから。笑

第一回は公共DBの中から、私たち公共R不動産がおすすめする物件をセレクト。毎回、不動産愛好家(勝手にそう呼ばせていただきます)のみなさんをゲストにお呼びし、セレクトした物件に対して好き勝手コメントしていただき、「こんなふうに使っちゃう?」と妄想を繰り広げてもらいます。どんなお宝物件が飛び出すか、乞うご期待デス!

公共DBを使ったことがなくても大歓迎。不動産好きのみなさん、公共不動産が気になるみなさん、6月29日の夜はオンラインに集まれ〜!

▽サービス開発の経緯や公共DBが目指すこと。詳細はこちら

◆開催概要

日時:6/29(火)19:00-20:30
参加費 :無料
配信方法 :お申し込みいただいた方宛に配信URLをお送りします
申込み :googleフォーム からお願いします

コメンテーター:
馬場 正尊((株)OpenA/公共R不動産ディレクター)
藤井​健之(鎌倉R不動産株式会社/南八ヶ岳研究所/reallocal南八ヶ岳)
林厚見((株)スピーク共同代表)
川口 義洋(津山市 総務部 財産活用課 FM推進係)
飯石 藍 (公共R不動産)
梶田 裕美子(公共R不動産)

主催 :公共R不動産

●コメンテーター プロフィール

馬場正尊(ばば・まさたか)
オープン・エー代表取締役/建築家 /東北芸術工科大学教授
1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂、早稲田大学博士課程、雑誌『A』編集長を経て、2003年オープン・エーを設立。 都市の空地を発見するサイト「東京R不動産」を運営。東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリーにするイベント、CET(Central East Tokyo)のディレクターなども務め、建築設計を基軸に、メディアや不動産などを横断しながら活動している。

藤井​健之(ふじい・たけゆき)
1963年山口県生まれ
八ヶ岳南麓の北杜市小淵沢町在住
移住希望者のための拠点「停留所」づくりに邁進中
松ノ前停留所、鎌倉R不動産、reallocal南八ヶ岳運営等

林厚見(はやし・あつみ)
株式会社スピーク共同代表/東京 R 不動産ディレクター
不動産サイト「東京 R 不動産」およびリノベーションのためのECサイト「toolbox」のマネジメントの他、 建築・不動産の再生事業企画・プロデュース、地域経営戦略立案、宿泊施設・ 飲食店舗・イベントスペースの企画・運営などを行う。東京大学工学部建築学 科、コロンビア大学建築大学院不動産開発科修了。McKinsey&Company およ び国内ディベロッパーを経て現職。東京大学工学部および早稲田大学創造理工 学部にて非常勤講師、東京都専門委員(築地再開発)などを歴任。

川口義洋(かわぐち・よしひろ)
1971年岡山県生まれ、1995年明治大学建築学科卒業。1999年津山市役所に入庁し、16年間建築営繕及び建築指導部門の業務に携わる。2015年FM部門に異動、それ以降、建築の視点から公共施設のマネジメントや公共空間の利活用などに取り組む。2018年から旧苅田家町家群のコンセッション事業に関わる。2019年には全国初の取組となる学校断熱ワークショップを企画、実践。公民連携とFMの両軸で活動中。

飯石藍(いいし・あい)
公共R不動産 コーディネーター/株式会社nest 取締役
公共R不動産の立ち上げから参画。クリエイティブな公共空間活用に向けたメディア企画・プロジェクト推進、新たなマッチングの仕組み「公共空間逆プロポーザル」等のディレクション等に携わる。また、2017年からまちづくり会社”nest”の取締役として、地元豊島区の公園”南池袋公園・グリーン大通り”の企画・エリアマネジメントの戦略検討・事業推進など、池袋駅東口のエリア価値を上げていくための公共空間活用プロジェクトを推進している。

梶田裕美子(かじた・ゆみこ)
公共R不動産/紡(西小山編集室)。1973年生まれ。中央工学校女子建築設計科卒業後、デザイン・プロデュース会社にて商業施設の企画・設計、デベロッパーにて事業企画・商品企画・広報等を経て2009年に独立。㈱全国商店街支援センターの立上げメンバーとして支援メニューの開発等に従事。2017年より公共R不動産に参加。場(不動産)を通して、まちと暮らしの質を高めるプロジェクトを個人・企業・自治体を問わず実践中。

PROFILE

公共R不動産

全国の魅力的でユニークな公共空間再生の事例や、公共空間を楽しく活用する人々のインタビューなどをお届けします。

連載

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公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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